オン・オフのメリハリはどうつける?現役フリーランスの休みの取り方! / 玄武 / PIXTA(ピクスタ)
「在宅ワークに興味がある!いずれはフリーランスになりたいけれど、オンとオフのメリハリがつけられるかが心配…」「フリーランスとして活躍している人のリアルな話を聞きたい」
働き方を変えたい人は、このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。未経験から畑違いの仕事をするときに、働き方に不安を持つのはよくあることですよね。
そこで今回は、IT企業の営業職をやめてフリーランスになったゆらりさん(@yurarigurashi)にお話を伺いました。
ゆらりさんは会社員のときに心身のケアがうまくできず、適応障害になったことを機に、在宅で働くフリーランスを目指しました。記事の執筆やオンラインの講師など、さまざまな活動をされており、現在は著書を出すまでに至っています。
今回の記事では、フリーランスの休みの取り方について教えていただきました。
* * *
こんにちは!ゆらりです。私は会社員のときに心を病んだことから、在宅でできる仕事を探してWebライターになりました。初心者の頃は1文字0.05円の記事を書いたこともありましたが、今はフリーランス5年目になり、自著の出版もしました。
フリーランスになると、時間や場所の自由度が上がるものの、自己管理は自分でしなくてはいけません。休みをうまく取れないと、ずっと働き詰めになってしまうこともあります。
私の経験から、「休みを取るために心がけていること」を紹介しますね。
休みの予定を先取りする
会社員の場合、たいていは休日が定められていて、多くの場合は土日の2日間が休みだと思います。しかし、個人事業主であるフリーランスには、決まった休日がありません。働こうと思えばずっと働けてしまうので、セルフブラック労働状態になることも。
そのような生活を続けていては、心身の調子を崩してしまい、仕事のパフォーマンスが下がってしまうでしょう。そうならないために私は、休みを先取りするようにしています。
普段スケジュールを組んでいるGoogleカレンダーでは、先に休みの予定を入れてしまいます。曜日は平日・土日問わず、1週間のうち最低2日は休むよう心がけています。
以前は「仕事がひと段落したら休もう」と思っていたのですが、その考えでは永遠に休めないことに気づきました(笑)。ですので、今は先に休みの予定をおさえて、先取りするよう心がけています。
仕事の時間を決めておく
就業時間のルールがないフリーランスこそ、仕事の時間を決めておくことが大切だと思います。特におすすめなのが、「この時間は基本的に働く」という「コアタイム」と、「この時間以降はパソコンを開かない」という時間を設けること。
私は10時から15時をコアタイムにしていて、タスクが落ち着いたら以降の時間はゆっくり過ごすこともあります / freeangle / PIXTA(ピクスタ)
私は10時から15時をコアタイムにしていて、タスクが落ち着いたら以降の時間はゆっくり過ごすこともあります。タスクが多いときはそれ以降も働きますが、遅くても22時にはパソコンを閉じます。
22時以降も仕事をしていたときは、目がらんらんとしてしまいスムーズに寝られず、翌日の体調にも影響があったからです。
制度上、就業時間のルールがなかったとしても、自分なりのルールを決めておけば、メリハリをつけつつ働くことが可能になります。
休みを取ることは悪いことではない
「積極的に休みを取る」という言葉を聞くと、「甘えているのでは?」と感じる人もいるかもしれません。私も、休んでいる間に「他の人は働いているのにいいのだろうか…。」と感じる瞬間がありました。
ですが、仕事のパフォーマンスを上げるためにも、休息は大切だと思います。
積極的に外に出ればリフレッシュできますし、仕事とプライベートのメリハリがつきやすくなります。私の経験上、休みをしっかり取ったほうが仕事の成果も最大化できると感じました。
* * *
今回はゆらりさんに、フリーランスが休みを取るコツについて教えていただきました。
フリーランスはオンとオフのメリハリをつけるのが難しいこともありますが、工夫次第で状況を改善できるのですね。在宅で仕事をしている会社員のかたにも、取り入れられるアイデアがあったのではないでしょうか。
ゆらりさんと同じように独立を目指している方は、今回の話を参考にしてみてください。
プロフィール
ゆらり
1992年生まれ。大学卒業後にIT企業に入社し5年ほど勤務するも、HSP気質を持つことから心身のケアがうまくできず適応障害になる。会社員の働き方に限界を感じ、その後Webライターとして独立。現在は、出版社やWeb制作会社から業務委託という形で、Webコンテンツ制作、オンライン講師業などを請け負っている。2021年に出版した電子書籍『1年以内に月20 万円を達成する! マイペースにゆるく頑張りたい人向けの、Webライターとして稼ぐロードマップ』はAmazonのベストセラー入りを2年以上継続。未経験から独立した経験をもとに、ライターの仕事やフリーランスの働き方にまつわる発信活動もしている。