大きめなすと、ごろっと焼いた肉がボリュームアップの秘訣「なめこ麻婆なす」 / (C)山本 りい子/KADOKAWA
レシピメディアで1200品以上のメニューを生み出してきたという、SNSでフォロワー急増中の料理家・山本りい子さん。彼女が提案するのは、夫婦共働きでごはんは遅くなりがちという生活の中で編み出した「ほどほど丁寧ごはん」です。
フライパンに入れたらほったらかしでOKなラクチン手法で作られるレシピたちは、からだにやさしく見た目もバッチリ、そのうえおいしくて洗いものも少ない…という、忙しい毎日にはなんともありがたいものばかり。そんな遅くなった日のごはんのアイディアを、ぜひ試してみませんか。
※本記事は山本りい子著の書籍『夜遅くてもパパッとできる ほどほど丁寧ごはん』から一部抜粋・編集しました。
なめこ麻婆なす
なめこの自然なとろみを活かすから、簡単で失敗もなし!
大きめなすと、ごろっと焼いた肉がボリュームアップの秘訣。
なめこの自然なとろみを活かすから、簡単で失敗もなし! / (C)山本 りい子/KADOKAWA
材料(2人分)
とりひき肉……180g
なめこ……1袋
なす……小3本
小ねぎ……30g
にんにく、しょうが(ともにみじん切り)……各1片分
豆板醬……小さじ1と1/2
酒……大さじ1
塩……ふたつまみ
A
・水……50ml
・みそ……大さじ1
・しょうゆ……小さじ1
ごま油……小さじ2
作り方
1 なめこはさっと洗う。なすは縦半分に切って皮に2~3mm間隔で斜めに切り込みを入れ、長さを半分に切る。ねぎは5cm分ほどを小口切りにし、残りは3~4cm長さに切り、白い部分と青い部分に分ける。
2 フライパンにごま油、にんにく、しょうがを入れて弱火で熱し、香りが立ったら豆板醬を加えて炒める。中央にひき肉をかたまりごと入れ、肉を囲むようになすの皮を下にして加え、中火にする。
3 ひき肉には触らず、焼き色がついたらかたまりごと上下を返す。ねぎの白い部分、酒、塩を加えてふたをし、3分蒸し焼きにする。なすがしんなりとしていたら上下を返し、さらにふたをして3分蒸し焼きにする。
4 ふたを外してAとなめこを加え、ひき肉をほぐしながら混ぜる。水分がほとんどなくなるまで中火で煮る。ねぎの青い部分を加えてさっと混ぜたら器に盛り、小口切りのねぎをのせる。好みでラー油、花椒(ホワジャオ)をかける。
ひき肉は最初からほぐさず、大きめにゴロッと焼くのがポイント / (C)山本 りい子/KADOKAWA
Point1
ひき肉は最初からほぐさず、大きめにゴロッと焼くのがポイント。しっかり焼き色をつけて。
なめこのとろみを使うから、水溶き片栗粉は必要なし! / (C)山本 りい子/KADOKAWA
Point2
なめこのとろみを使うから、水溶き片栗粉は必要なし!ボリュームも増えて味わいもアップ。
レシピを参考にするときは
・大さじ1=15ml、小さじ1=5mlです。
・蒸し時間や火加減はご自宅のコンロやフライパンに合わせて調整してください。
・加熱調理はガスコンロ使用を基準にしています。IH調理器などの場合は調理器具の表示を参考にして火加減や加熱時間を調整してください。
著=山本りい子/『夜遅くてもパパッとできる ほどほど丁寧ごはん』