鈍感であることは大切なこと / (C)笹川 友里/KADOKAWA
プラス15%のポジティブ思考で人生を軽やかに!
アナウンサーであり、起業家・経営者の顔をもつ笹川友里さん。自分に自信がないと悩んでいた学生時代から、失敗や挫折を経て、周囲に流されない生き方をみつけたそう。そんな新たな道を切り拓いた笹川さんが実践する、ポジティブな思考術とは?
人間関係をよりよくするための小さな習慣や、自分の機嫌をとる方法など、簡単に真似できるプラス15%のポジティブ思考術をご紹介します!
※本記事は笹川友里著の書籍『ポジティブマインドセット プラス15%の前向きさで人生を好転させる方法』から一部抜粋・編集しました。
鈍感力を活かしつつ必要な人間関係を大切に / (C)笹川 友里/KADOKAWA
鈍感であることは大切なこと
私はあまり人の悪意や悪口に気づかないタイプで、肯定的に言えば鈍感力がある人間です。人に言われた言葉の意味を「あれってどういう意味だったんだろう?」と考えすぎてしまうことってありますよね。でもそれにとらわれてしまうと、せっかくの自分の時間が台なしになってしまいます。他人に言われた言葉でネガティブになってしまうくらいなら、人の言葉を気にしすぎないことを習慣化してしまえばいいのです。
人に言われた言葉の意味を詮索してしまいがちですが、実は言葉を発した側は深い意味を持っていないことも多くあります。モヤっとした気持ちを抱えたままでは次に進むことができないので、言われたことに対して深く考え込むのではなく、言葉にとらわれないですぐにリリースするようにすると、意外と気にならなくなることがあります。
人間関係において、他人の行動や言葉に対してモヤモヤすることはよくありますが、その本心を知るのは至難の業。いくら考えても本心は相手にしかわかりませんし、聞いたところで必ずしも正直に答えてくれるとは限りません。そんなわからないものにとらわれて、長時間悩んでいても仕方ないと思うのです。
もちろん自分で悩んで考え抜いた結果、答えが出てくるものについてはとことん悩んでもいいと思います。しかし、「この悩みは解決につながるのか?」と自問自答し、悩んでも何も変わらないのであれば、その思考を手放すことが必要です。解決しないような小さな出来事にいつまでも引きずられる必要はありません。
解決しないことで悩むよリも、いつもお世話になっている人や大切な友人にできるだけ思いを馳せてみませんか? 最近連絡をとっていない人や、感謝の気持ちを伝えられていない人を思い出すことで、自分の人間関係を整理することができますし、大切な人たちに改めて感謝するきっかけをつくることができます。鈍感力を活かしつつ必要な人間関係を大切にし、無駄な悩みを手放すことが、より良い生活を送るための鍵なのかもしれません。
著=笹川友里/『ポジティブマインドセット プラス15%の前向きさで人生を好転させる方法』