『BS朝日「ウチ、“断捨離”しました!」公式 マンガで納得 身につく断捨離』より / (C)BS朝日「ウチ、“断捨離”しました!」スタッフ、やましたひでこ、ねこまき(ミューズワーク)
2019年にスタートしたBS朝日の人気番組『ウチ、“断捨離”しました!』をご存知ですか?
「断捨離(R)」の提唱者・やましたひでこさんが、「片づけられない」「捨てられない」と悩めるご家族の元を訪れて断捨離スタート!
片づけを通して自分自身を見つめ直していく作業には、それぞれの家族のドラマがあります。片づかない理由や問題点を的確に指摘してくれるやましたひでこさんのアドバイスで、見違えるようにお部屋がスッキリ。
番組の中から厳選した片づけ相談者のエピソードと、断捨離のプロ・やましたひでこさんのアドバイスをご紹介します。
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遺品の整理
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相談者は3LDKのマンションでひとり暮らしをするまさよさん(66歳)。4年前に夫が突然死去、独立した娘さんと息子さんがいます。
一見片づいているように見える部屋ですが、収納の中は亡くなった夫の服でぎっしり。夫が亡くなったときに自分の親の介護で親元にいたため、夫を看取ることができなかったまさよさんは、罪悪感があって遺品のところに行くと苦しくなるといいます。
やましたひでこさんは「それではご主人も悲しんでしまうわ」「一緒に考えていきましょう!」とまさよさんに寄り添います。
遺品整理のポイント【1】個人と会話をしながら選別
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たくさんあるネクタイもどれを残したらいいのかわからないまさよさんに、「ご主人がいちばん気に入っていたものを残すといいわ」「ご主人と会話するような気持ちで選んでみたらどうかしら」とやましたひでこさんはアドバイス。まさよさんは夫に話しかけるように、残したいネクタイを選び始めました。
遺品整理のポイント【2】モノを整理すれば心も整理できる
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まさよさんが気がかりなのは、家を出た子どもたち。「お父さんの誕生日を機に断捨離したい」と子どもたちに伝えると、息子は「任せるよ」と返信してきましたが、娘は遺品整理に乗り気でない様子です。
「父に対して素直になれなくて、お礼も言えないまま亡くなってしまったから、悔やみきれない思いがあるんです」という娘さんは、自分のモノを処分してスペースを空けるからお父さんのモノは残してほしい」と話し、自分の服を60着処分してスペースを作ります。
それを見て、娘の気持ちに寄り添えていなかったと感じたまさよさんは、いったん夫の服の処分を保留します。また一方で娘さんのほうも、自分の服を整理することによって「断捨離が弔いになる」という言葉の意味を実感します。
お互いの気持ちに寄り添うことができたふたりは、モノを整理することによって心も整理することができて、一緒に断捨離を進めていくのでした。
遺品整理のポイント【3】「捨てる」のではなく「供養する」
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息子さんも加わり、母子3人はついにお父さんの洋服の断捨離にとりかかります。
お父さんが最期に着ていたセーターについて、娘さんは「プレゼントしたときにすごく喜んでくれたから捨てないでほしい」と言いますが、まさよさんは「見るたびに一緒にいてあげられなかった後悔に襲われてつらい」と言います。
娘さんは母親の気持ちに納得し、3人で「供養します」とそのセーターを処分することに決めました。
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遺品整理のポイントまとめ
最後に、やましたひでこさんに遺品整理のポイントを伺いました。
『BS朝日「ウチ、“断捨離”しました!」公式 マンガで納得 身につく断捨離』より / (C)BS朝日「ウチ、“断捨離”しました!」スタッフ、やましたひでこ、ねこまき(ミューズワーク)
やましたひでこさん「空間に余裕ができれば、心に余裕ができます。娘さんがお母さんの気持ちを尊重できるように、相手を受け入れられるようになるんです。断捨離は、モノを通して意識の整理をすること。思い出はモノとともに選び抜く。家族との関係も、うまく着地できてよかったです。みんなの気持ちが一つになってお父様の供養ができましたね」
【今回の断捨離ポイント】
【1】遺品は処分することで、供養になる、弔いだと思って処分する。
過去のモノにとらわれず、前に進むことを考えましょう。それがひいては供養になります。
【2】断捨離することで、今の家族ともよい関係を築く
空間が整うと、相手の気持ちを尊重できる心の余裕が生まれます。
BS朝日「ウチ、“断捨離”しました!」
BS朝日で2019年4月10日にスタートしたレギュラードキュメンタリー番組。年齢を重ねるにつれ増えていく「思い出の品」や「捨てられないモノ」…。断捨離(R)提唱者のやましたひでこさんが、片づけられない! 捨てられない! 家族の元を訪れ、断捨離をスタート! モノと向き合い、「今の自分にとって大事な事は何か」と向き合う家族の密着ドキュメンタリー。
やましたひでこさんプロフィール
一般社団法人「断捨離(R)」代表。学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み応用提唱。誰もが実践可能な「自己探訪メソッド」を構築。断捨離は人生を有機的に機能させる「行動哲学」と位置づけ、空間を新陳代謝させながら新たな思考と行動を促すその提案は、年齢、性別、職業を問わず圧倒的な支持を得ている。『断捨離』をはじめとするシリーズ書籍は、国内外累計700 万部を超えるミリオンセラー。アジア各国、ヨーロッパ各国において20 言語以上に翻訳されている。現在、BS 朝日「ウチ、“ 断捨離” しました!」<毎週火曜夜9時>レギュラー出演中。
※本記事は書籍『BS朝日「ウチ、“断捨離”しました!」公式 マンガで納得 身につく断捨離』から一部抜粋・編集しました。
著=BS朝日「ウチ、“断捨離”しました!」スタッフ、監修=やましたひでこ、マンガ制作=ねこまき(ミューズワーク)/『BS朝日「ウチ、“断捨離”しました!」公式 マンガで納得 身につく断捨離』