ニコニコ生放送で好評配信中の、不定期レギュラー番組「山下大輝の肉ッキング」。
こちらは『僕のヒーローアカデミア』の緑谷出久役、『弱虫ペダル』の小野田坂道役、『ポケットモンスター』のゴウ役などで知られる、人気声優山下大輝さんがホストをつとめています。
番組のオリジナルレシピの肉料理を「ゲスト」が丹精込めて作り、それをお肉大好き、人気声優の山下大輝さんが全力で美味しく楽しむ、という山下大輝さんによる山下大輝さんのためのご褒美番組なんです。
今回のゲストは仲良しのあの人!
前回から2カ月ぶりとなる第6回目(プレ放送を含めると7回目)、昨年の11月29日(いい肉の日)に始まってからついに一周年となりました。あっという間に過ぎ去ったと山下さんも語るこの一年、視聴者からのコメントも「おめでとう!」「888888888」など祝福の嵐となりました。
ゲストが豪華なことでも知られる「肉ッキング」。
前回ゲストの梶裕貴さんなど、伝説ポケモン級の方々も多く参加しています。
そして記念すべき一周年ゲストとして登場したのは、畠中祐(はたなかたすく)さん。
「おいおいおい、普通のポケモン来ちゃったよ!」とテンション高く着席。
山下さんとは一緒に進化してきた盟友だそうで、『僕のヒーローアカデミア』などで共演しています。コメントも「たすくくーん」「たすくきたー!」「仲良しさんだー!」と大盛り上がり。
山下さんとは最近よく現場で会うそうで、近々では学祭イベントに一緒に出演し90分間しゃべり倒したのだそう。気温と熱気で凄まじい暑さの現場だったそうですが、とても楽しかったようです。
「祐だからこそ会話が弾む」という山下さんの言葉通り、エンジン全開の畠中さん。まずは「ゲストが料理をして山下さんは食べるだけ」なのに、どうして山下さんもエプロンをしているのかと気になる様子。
そして「今までで一番手際が良かった人は?」とこれまでの放送について問いかけます。
「石谷君(声優・石谷春貴)!すごかった!感動した!」と即答する山下さん。
相当印象に残っているようで、自分の家から調理器具を持ってきてくれ、絶品ハンバーグを披露してくれたのだそう。するとなんだか不穏な顔つきになった畠中さんは「基本的に料理が上手い人が来るの…?」と不安げな様子。
どうやらそのようだと気付くと、「ブッキングミス!スタッフさん!ブッキングミス!」と騒ぎ出します。
「目玉焼きはできるよ!水とか入れすぎたりするけど…」と畠中さん。
目玉焼きを作るときは本当に水を入れるのか疑いの目を向ける山下さんですが、どうやら正しいことを視聴者コメントから知ると一気に期待値があがります。「祐の言うこと、全部嘘かと思ってた!」の発言に、思わず笑ってしまう視聴者と畠中さん。
肉の声を聞く
以前、2人が焼き肉に行ったときに、「肉への愛が足りない」と怒られたことがあるという畠中さん。
山下さんは肉への愛ゆえに焼き方に当然こだわりが。
肉と会話して聖徳太子のように肉の話を聞くべき、そしてそれは芝居と一緒なんだと持論を語る山下さん。畠中さんもこれには本気の肉愛を感じたようで、「好きなものへの熱量で芝居を語るのは本物だ!」と思ったようです。
しかし家事については、愛猫のためにはするけれど料理スキルは”0”だという山下さん。
かわいい”0”ポーズでアピールしますが「1年間色んなゲストの料理を見てきているんだから感性は育っているはず!」との畠中さんの声に奮いたち、「先生に頼らずやってみよう!」と共に気合を入れるお2人なのでした。
肉ッキング、スタート!
今回ゲストである畠中さんが作ってくれるのは「肉肉肉!ハンバーガー!」。
山下さんの大好きな肉を、まさかの肉で挟む脳筋レシピとのこと。畠中さんは「肉の脂でべしょべしょにします!」と高らかに宣言。しかも今回は秋にちなんだ具材を使い、季節感を魅せてくれるのだそう。山下さんは「うわ〜、めっちゃ嬉しい!そういうの大好き!肉にまみれたいのよ」と調理前からかなり嬉しそうな様子。
いつもより安心感少なめドキドキ多めの今回。
とにかくテンション高めの畠中さんは高い位置で手洗いをはじめ、山下さんは「これが元気だったころの僕ら」と言いながら笑顔で自撮りします。「今回は本気で応援して!」と視聴者に語りかけるとコメントも「がんばれー!」「ファイト―!!」の声であふれます。畠中さんは「見てるだけで腹いっぱいにさせてやるぜ!」と気合十分。
材料や器具の紹介をするも畠中ワールド全開で「肉ですね!これも肉です!塩ですね!お酢ですね!(油)こっちがお酢ですね!(みりん)ほぼお酢みたいなもんですね!」と間違えまくって大暴走。
山下さんもスタジオも大爆笑です。そして「これはトングだ!これはパテだ!(へら)なんか平べったい奴ですね!蚊とかをつぶすやつ!(間違い)」とグダグダ。
「やばいやばいやばい」と本気で怖がる山下さん。「大丈夫?wwwww」と視聴者も面白くて仕方ない様子。
仕切り直して「レッツ!肉ッキング~!」の掛け声とともにスタートします!
油まみれの手とパティ
「まずは!肉をこねるよ!」と大きな声で宣言すると、台本にかぶりつき読み上げる畠中さん。そこには色々見越した先生が、かなりの準備をしておいてくれたことが書かれています。
畠中さんがやる最初の作業は”ひき肉に均等に塩を振る”こと。
あんなに熟読していたのに、台本に書かれていないやり方で塩を振りはじめた畠中さんは「あの人みたいに高い位置から塩をふる」とはしゃぎます。山下さんから「ちゃんと肉を見て!」と指導が入り、ついには手を出さざるをえないといった様子の山下さんが塩をふりだします。
次は肉に油をなじませていきます。こうすると焼くときにフライパンに油を敷かなくていいのだそう。手袋をした手に油を適量とっていくのですが、油まみれの手に2人はもう大はしゃぎ!「うわーてかてかだあ!ぬるぬるっ!ぬるぬる大好き!!」と手をこねこねする畠中さん。小学生のような様子にスタジオもコメントも再び笑いに包まれます。
肉を手に取りながら「これは肉です!」と大きな声で叫ぶ畠中さんはどうやら肉の種類がわからない様子。「引いたな?引くんじゃないよ!」と挑戦的に視聴者に語りかけます。一方山下さんは見ただけで”粗びき”であることが分かった様子。さすがお肉が大好き肉博士ですね。
次はパティの形成。直径10センチ、幅1.5センチの円形にします。「肉の味をたっぷり楽しんでもらいたい。肉を焼きやすくしたい。生で食べたくない。色々な感情が入り混じって、肉をべっちゃべちゃに平べったくします!」と独特の表現で説明する絶好調の畠中さん。色々間違えているところに突っ込んでくるコメントには「喧嘩になる!」と言いながらも助けてもらいます。
牛100%の粗びき肉にテンションが上がる山下さんですが、それを聞いた畠中さんは「全部牛なんですか…?粗びきじゃなくて…あ、粗びきですね。寄合肉みたいな感じのありますよね…?よりどりみどり肉みたいな…」と不思議な発言。
これには思わず山下さんも「合挽きだよー!」とツッコミが。畠中さんの肉の知識の無さに「鳥豚牛全部一緒だと思っている奴の発言じゃん!」と呆気にとられる山下さん。
畠中さんはというと「ギリ、とり肉が見た目でわかる」レベルだそうで、「茶色いソースのお肉は、中の肉の色がわからないから何の肉かわからない」のだそう。山下さんは「今日は牛をわかってもらおう」と決意するのでした。
パティを焼いていきます!
パティのサイズで小競り合いをしながら進めていく2人。ここでまた畠中さんの”台本音読タイム”が。「中火でこれから熱していきます。焼ける音がしてきたら、へらなどで押してなるべく平らにしていきます。…ということで問題です!へらはどれでしょうか!へらみたいなもんがいっぱいありますね」との発言にざわめくスタジオ。なんとか視聴者のコメントに助けてもらいながら正解のへらにたどり着いた2人。
畠中さんは再びしっかり台本を熟読すると「焼き加減は”5”!!!」と謎の発言。
どうやらIHの火加減の表示が5だったようですがそんな畠中さんに対し、口パクで「やばいやばい」を連呼する山下さん。
なんとか焼きの作業に入り、「とりあえず焼ければいいんだよな!」とへらで肉を押す2人。山下さんのバイト時代の話に花を咲かせながら焼き進めます。しかしあまりに会話が弾みすぎたため、肉との会話を怠ってしまった山下さんは、畠中さんの「俺の方がいま聖徳太子だよ!」の声に反省。気合を入れ直し、パティをひっくり返すことに。
畠中さんは不安げに画面の外(先生)を見つめ、「これはひっくり返すんですか?ぼくらが!」と確認すると覚悟を決めてチャレンジ!
肉が焼けてくるいい香りには「肉が焼ける匂いって一番いい匂い。そういう香水出せばいいのに。」と山下さん。焼きあがってきた肉に対し、「強度もあって、噛み応えもあって、なのに牛肉の味がプアーッ!とする、パティが出来上がってきましたよ!」と、再び独特の表現をする畠中さん。
「こしょうで米食いて~」「ほぼこしょうの味でいい」との畠中さんの声を受けながら山下さんがこしょうを振りかけ、山下さんが火を止めます。全てに全力な畠中さんは息切れしながら頑張っています。
焼きあがったパティをフライパンから移動させる際に割れてしまうなどアクシデントはありましたが、どうにか肉が焼き上がり感動する山下さん。
今回の決め手!照り柿ソース
次はソース作り。照り柿ソースというネーミングに「はあ!(喜)」と嬉しそうな畠中さん。
季節のフルーツをレシピに盛り込んでくれる先生の粋な計らいがオシャレで嬉しいという山下さん。
先ほども話題に上がった、プレ放送の石谷春貴さんゲストの回もハンバーグのソースに梨を使ったそうで、とても美味しく魔法のようだったと熱弁をふるいます。
「先生のこと、フェアリーゴットマザーだと思っている」との発言から先生をそう呼ぶことが決まり、今回の照り柿ソースにも期待が高まっていきます。
まずは畠中さんが柿をすりおろしていきますが、「放送事故が起きるとしたらここだね…気を付けないとね」と身を引き締めます。緊張感に包まれるスタジオとコメント欄。
「このくらいでいいんですかね?」とフェアリーゴットマザーに確認しながら進めていきますが、なんだか見ているほうが怖くなってきます。ギリギリのラインを攻めたい畠中さんは、「最近は守りすぎじゃないですか!!!(大声)」と叫びながらすりおろし続けますが、フェアリーゴットマザーからストップがかかります。
次は山下さんがもう半分の柿をすりおろし始めますが、どうやら柿がものすごく滑る様子。「よく持てたね!」と畠中さんに話しかけると「スパイダーマンみたいなもんだから」と謎の返答をする畠中さん。山下さんに華麗にスルーされながらも「柿自体がめちゃめちゃ滑るから、気を抜くとすぐ”山下おろし”が出来上がるよ」と山下さんを煽ります。持ちにくい時はフォークを刺してすりおろすとよいとフェアリーゴットマザーからアドバイスが。「ありがとう♪フェアリー」と魔法のフォークを受け取ったものの、やっぱりちょっと怖い山下さん。
ついにはスタジオの大人たちからストップがかかり、画面の外(フェアリーゴットマザー)に柿を持っていきました。
恒例の”台本音読タイム”のあとは照り柿ソースを仕上げていきます。今までの「肉ッキング」の放送の中で一番大きな声が出ているフェアリーゴットマザーこと先生。画面の外からアドバイスを続けます。
また畠中さんの不思議な説明が始まりますが、「肉の脂と、柿の甘みと、しょうゆのしょっぱさと、みりんのすっぱさ(?)と、これが交わることによって絶妙なバランスになっていきます!」との説明には「みりんのこと何にも知らないでやんの!」と山下さんもツッコミが止まりません。加熱してとろとろになったら照り柿ソースの完成です!
ついに完成
照り柿ソースも完成したので、肉肉肉!ハンバーガーを仕上げていきます。先生が用意しておいてくれた目玉焼きやアボカド、美しくカットされたトマトやレタス、チーズなどの具材が登場し、現場はにわかに沸き立ちます。憧れの肉肉肉!ハンバーガーが一気に近づいてきました!
しかしレタスを片手に「難しい問題が出てきたぞー!」と畠中さん。どうやらパティとレタスの大きさが全く合わないことに困惑している様子。それを見て爆笑する山下さん。
楽しそうに進めていきますが、夢中になりすぎて先ほど作った照り柿ソースの存在を忘れている2人。フェアリーゴットマザーからの声でようやく思い出し、「全部かけましょう!」とソースをフライパンからボウルに移します。
パティやトマトを重ねる順番は自由ですがそこでも一苦労。戸惑いながらもコツコツ進める山下さんに、輪切りにしたアボカドの穴に目玉焼きの黄身がジャストフィットする奇跡が。
そしてその穴に照り柿ソースをかけチーズで蓋をすれば見た目も美しくソースも垂れないというファインプレー!見ていた畠中さんは「すごい!うわーーー!すごい!いいなーいいなー!パクりたくなってきた!」と大興奮。そうこうしてるうちに山下さんと畠中さんの肉肉肉バーガーも出来上がり、ピンを刺してフィニッシュ!黙々と作りあげる山下さんと延々としゃべり続ける畠中さん、始終正反対の2人でした。
この日、レタスクラブWEBが取材していることをはじめて知った畠中さん。なんでこの回なんだ?!と急にギクシャクしはじめますが「番組で作るレシピはとてもしっかりしていて美味しいんですよ!」と2人からのお墨付きなので、ぜひ作って食べてみたいですね!
一周年も過ぎ、ファンに向けての感謝の場を設けられたらいいなと山下さんが素敵なお話をしていると、せっかくの肉肉肉!ハンバーガーがお皿の上で倒れてしまいました…!
コメントも「あああああ」「応援してる!」「ハンバーガーが…」など、どこまでも面白い展開に現場はすっかりカオス状態。イベントの続報を楽しみに待ちたいですね!
せーの!いただきます!
ここからは「animelo+」会員限定コーナーとなりますが、実際に作ったものを食べる2人を見ることができます。
お知らせの間に、倒れてしまった山下さんの肉肉肉!ハンバーガーは美しく立て直されていましたが、今度は畠中さんの肉肉肉!ハンバーガーが肉の重みで倒れかけてきてしまいました。
食べやすくするために少しつぶしてもかなりの厚さがある肉肉肉!ハンバーガー。満を持しての実食タイムです!まずは山下さんが食べてみると、「肉、すごいね!」と、その肉感に圧倒された様子。
次は、今日この「肉ッキング」のために朝昼ごはんを少なくしてきたという畠中さんがかぶりつくと「う゛ま゛あ゛あ゛い!!!!」と咆哮。口の周りにソースをつけながらも食べ続け、肉肉肉!ハンバーガーはどんどん崩れていきます。
「このさ、肉のあたたかさでね~」ソースぼとぼと「この…チェダー?」手でひょいパク「チーズがぁ」肉ボトっ「うう~ん(満足気)」ズズズズー「溶けているんですね〜」と独特の解説を続けながら食べ続ける畠中さんに、山下さんもスタジオも笑いが止まりません。「肉汁が凄くて麺類みたいな音がするね」と山下さん。
先生が考案した照り柿ソースは酸味がありつつ甘みもあり、肉がよりジューシーに感じられるそう。ガツンとした肉に合うさわやかな風味だそうです。
2人の様子から本当に美味しいのだと伝わってきますね。
ボリューミーな肉肉肉!ハンバーガーと付け合わせのポテトを食べ終え大満足のお2人。
「家のような居心地と、フェアリーゴットマザーのやさしさに支えられて料理ができてよかった!」と畠中さん。満腹になりなんだかちょっと眠たい様子の山下さんも、今回は調理に参加せざるを得なかったと振り返ります。次回は新年早々にできたらいいな!と締め、今回の放送を終えました!
【ゲスト:畠中祐】
山下大輝の肉ッキング#6 supported by animelo概要
日時:2024年11月20日(月)20時00分〜21時00分
出演者:山下大輝(MC)、畠中祐(ゲスト)
タイムシフト期間: 2024年12月20日(金)23時59分まで
※前半はログインや会員登録なしで無料で視聴可能。後半はニコニコチャンネル「animelo+」会員限定コーナー
文=宮嶋早紀、撮影=奥西淳二