手取り18万からでもしっかりお金を貯めて増やせるノウハウを紹介し、SNSで人気を博しているのはFP(ファイナンシャルプランナー)2級の資格を持つりぃさん。
メイクにお洒落に、交際費にスマホ代。何かとお金のかかる現代において、手取り18万円から年100万円以上の貯蓄を成功させた彼女が、キャッシュレス時代だからこそのうっかり支出も改善できる方法を教えてくれます。
お金への意識を高め、楽しみながら貯金を増やせる方法をご紹介します。
※本記事はりぃ著の書籍『手取り18万円でも年100万円貯まる! キャッシュレス時代に完全対応 今どき女子のためのお金の育て方』から一部抜粋・編集しました。
まずは生活防衛費の100万円を1年で貯めよう!
本記事は「手取り18万円でも年間で100万円貯蓄は最低限達成する!」というのがひとつのテーマになっています。なぜなら「100万円の生活防衛費」を貯められたとき、私自身が強い安心を感じたからです。
生活防衛費とはだいたい半年程度の間で必要な生活費のことを指します。例えば病気で急に働けなくなったり、勤め先が倒産したり、自然災害で住居が損壊したときなど、「もしも」や「不測」の事態に備えて貯めておくお金。日ごろ使う生活費でも投資用資金でもありません。
独身でひとり暮らしの場合、1か月の平均支出は15万〜16万円とされています。つまり3か月分な45万〜48万円、半年なら90万〜96万円程度が生活防衛費の目安になります。
私の場合は結婚や大病などをしたときなどにお金がかかることを想定し、多めに見積もり、生活防衛費として100万円を貯めることからはじめました。この生活防衛費は運用には使わず、いざというときにすぐ手元に引き出せるよう、銀行の普通預金でシンプルに管理しておくお金になります。
手取り18万円でも月々6万円はオート貯蓄(先取り貯蓄)しよう
「生活防衛費100万円」を貯めることは、手取り18万円でも努力次第で可能です。まずは月々6万円の貯蓄を確実に行いましょう。6万円の貯蓄を12か月連続で行うこと。これだけで72万円になります。残りの28万円はボーナスを充当します。これで100万円の貯蓄が達成できます。
とはいえ人間は弱い生きもの。「ある」と思うとつい使ってしまいがちです。このような事態を防ぐためにも、オート貯蓄(先取り貯蓄)は絶対やるべきです。手取り18万円の方なら、月12万円で生活すると決めましょう。そうすれば残りの金額はオート貯蓄にまわすことができるので、毎月6万円が自動積立となり、気がついたらお金が貯まっているという状況をつくり出すことができます。
年間100万円貯蓄ができると、家計管理にも自信が持てるようになります。資産は「稼ぐ、貯める、増やす」の順番で育てることができますが、「貯める」の部分ができるようになるだけで貯蓄のスキルだけでなく、お金を減らさないスキルが身につき、雪だるま式に資産が増えます。
著=りぃ/『手取り18万円でも年100万円貯まる! キャッシュレス時代に完全対応 今どき女子のためのお金の育て方』