和風以外の煮ものも作ってみたい!そんな声におこたえすべく、予約の取れない人気和食店「賛否両論」の笠原さんに、トマト味の煮ものの作り方を教えてもらいました。長時間煮込まなくてもOK、和のテイストを残しているのがポイントです!
教えてくれたのは…
▷笠原将弘さん
東京・恵比寿にある日本料理店「賛否両論」店主。お店の料理を惜しみなく公開した、創業20周年記念レシピ本『賛否両論 味の世界』(KADOKAWA)が大好評発売中。
肉だんごと秋野菜のトマト煮
ふんわり肉だんごにごぼうやきのこのだしが出た和洋融合の味
【材料・2~3人分】*1人分271kcal/塩分3.1g
■たね
└とりひき肉 ・・・300g
└おろししょうが ・・・小さじ1/2
└片栗粉・・・ 大さじ1
└砂糖、塩 ・・・各小さじ1
└粗びき黒こしょう・・・ 少々
・ごぼう・・・ 小1/2本(約80g)
・玉ねぎ ・・・1/2個
・しいたけ・・・ 4枚
・にんにく・・・ 2片
・しめじ・・・ 1パック(約100g)
■煮汁
└ホールトマト・・・ 400g
└しょうゆ、みりん・・・ 各大さじ2
└砂糖 ・・・大さじ1
└水・・・ 1カップ
オリーブ油 塩 粗びき黒こしょう
【作り方】
1.ボウルにたねの材料を入れてよく練り混ぜ、ラップをかけて冷蔵室で約20分休ませる。
2.ごぼうは斜め薄切りにし、さっと洗って水けをきる。玉ねぎは1cm幅のくし形切り、しいたけは半分に切り、にんにくは横薄切りにする。しめじはほぐす。
3.フライパンにオリーブ油大さじ2、にんにくを入れて弱火にかける。香りが立ったら、ごぼう、玉ねぎ、しいたけ、しめじを加える。中火にし、塩少々をふってしんなりするまで炒める。
4.煮汁の材料を加えて(ホールトマトは粗く潰しながら加える)、煮立ったら弱めの中火にする。1を一口大に丸めて加え、ふたをして約15分煮る。塩で味をととのえて器に盛り、黒こしょう適量をふる。
肉だんごは弱めの火でやさしく火を通すと、肉汁も残り、ふわっと仕上がる。
* * *
たねを休ませておく間に、ほかの材料を切って炒めます。ごぼうやきのこなど、和食の煮ものでおなじみの食材もたっぷり加えているので、食べごたえも満点! 気温が下がってくるので温かいメニューが喜ばれるものです。今夜の食卓に洋風煮もの、いかがですか?
レシピ考案/笠原将弘 撮影/広瀬貴子 スタイリング/池水陽子 栄養計算/スタジオ食 編集協力/赤澤かおり
文=高梨奈々