ことしも続く、家計への物価高の影響。そんな中だからこそ、ふるさと納税の返礼品は、家計の節約にもつながるものが増えているそうです。ふるさと納税の達人たちに、「寄付する際のポイント」や「どんな返礼品をリピートしているのか」について聞いてみました。
■ふるさと納税の達人たち
わがやんさん
これまで寄付したふるさと納税は累計700件以上。実際にもらった返礼品の数々を、ブログ「ふるさと納税 我が家の返礼品」で紹介。
森口恵美さん
ふるさと納税プランナー、ファイナンシャルプランナー。webサイト「ふるさとメモ」や、インスタグラム(@furusato.memo)、YouTubeなどで、最新のふるさと納税情報を発信中。
飛田啓介さん
ふるさと納税専門家、ファイナンシャルプランナー。ふるさと納税の情報を発信する「ふるさと納税ガイド」の編集長も務め、200万件以上の返礼品を研究。
物価高が続くことしも返礼品のトレンドは食品や日用品
物価高もあり、昨年から返礼品の寄付金額が上がりつつあるのが現状。少しでもお得で、暮らしが充実する返礼品を選びたいですよね。そこでふるさと納税専門家の飛田啓介さんに、まずはことしのトレンドを直撃!
「昨年と同様、食品や日用品など、節約につながるものを選ぶ人が多い傾向です。特に価格が高騰し、新米の季節になったこの時期は、お米が一番人気に。そのほかの食品や日用品も、ボリュームがあるものに人気が集まっています」。
今回は飛田さんをはじめ、ふるさと納税を極めた達人の森口恵美さん、わがやんさんがリピートする返礼品をご紹介! 寄付する自治体が決まったら、申し込みで気をつけたいポイントも、いま一度チェックを。
■寄付する際のポイント
1.控除限度額内で適切に行なうこと
2.申請の手続きを忘れずに
3.翌年6月に控除されているかチェック!
「『楽天ふるさと納税』などのサイトから申し込み、返礼品到着後に申請。ワンストップ特例制度でオンライン申請が可能な自治体も。翌年6月ごろに届く『住民税決定通知書』で控除されているか確認できます」(飛田さん)
値上がりで需要が急上昇!「お米」
返礼品の中でも特に今人気なのがお米。新米はもちろん、一年を通して食べるなら、量が多く、お手ごろなお米も狙い目です。重いので買い物の負担を減らす意味でも返礼品でもらう価値あり!
■北海道深川市 寄付金額¥20,000
令和6年産 新米 北海道産ゆめぴりか
10kg(5kg×2袋)
特Aランクを受賞、北海道米の最高峰
程よい粘りと甘みでやわらかく、炊き上がりのつややかさが特長。「お米の値上がりが激しい中、新米10㎏がこの金額ならコスパも充分!」(飛田さん)
■熊本県玉名市 寄付金額¥30,000
毎日食卓・米農家 応援米
20kg(5kg×4袋)
訳あり品でもおいしく、大容量でお得!
熊本県産のお米「森のくまさん」と「ヒノヒカリ」などをブレンド。「『応援』『支援』と記載のある返礼品は、大容量が多め。粒が不揃いですが、問題なくおいしい!」(森口さん)
※紹介している自治体への寄付は、すべて「楽天ふるさと納税」から申し込みできます。
※返礼品の情報は、10月1日時点のものであり、寄付金額等、内容は変更になる場合があります。
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お米は買わずに、すべてふるさと納税の返礼品で賄っているご家庭もあるそうです。重いお米が定期便で届くのはありがたい限りですね。
文=徳永陽子