どっと疲れて帰ってきた夜。これから夕飯の支度をしなければならないと思うと…ため息が止まらなくなりますよね。
そんなとき、ぜひ参考にしてほしいのが10月から始まった深夜のグルメドラマBS松竹東急「めんつゆひとり飯2」に登場する料理。
超がつくほどめんどうくさがり屋なOL・面堂露(めんどうつゆ)が、「めんつゆ」を駆使してアイディア料理を作りまくる物語なのですが、これに登場する料理がキッチンに立ちたくない日におすすめのレシピばかりなんです!
前回ご紹介した第1話のタッパーで完結する「レンチン卵焼き」も絶品でしたが、先日放送された第2話には、ポン酢ギャルが登場し、露にポン酢をゴリ押し!
ポン酢ギャルからポン酢をもらった露は、一体どんな料理を作るのでしょうか?
ポン酢で親子丼…!? これが意外と合うんです!
ポン酢ギャルの正体は、露が勤務する会社の広報室社員・本栖(もとす)ゆずな。
「たまにはポン酢も激おすすめっすよ!」と突然ポン酢をすすめるゆずなに、「初対面で別の調味料すすめられたの、さすがに初めて…」と露も困惑気味。
それでも引かないゆずなは、「ポン酢のよさ、わかってほしいっす! これ使ってください!」と、ぽん酢界の最上位だというポン酢を露に渡します。
そんなゆずなは、露の同僚の白田舞(しろたまい)の同期。入社当時、失恋した舞をなぐさめるためにゆずなが作ってきたポン酢の親子丼をきっかけに仲良くなったものの、些細なことで言い争いになり以後疎遠になってしまったといいます。
そんな話を聞いた露は、帰宅後、ポン酢ギャルからもらったポン酢を使って親子丼を作ってみることに。
これがとてもおいしそうだったので、レシピをご紹介します!
ポン酢でさっぱり親子丼
【材料・1人分】
ごはん…200g
とり小間切れ肉…140g
玉ねぎ…1/4個
卵…1個
ポン酢…40cc
水…40cc
みりん…20cc
【作り方】
1.玉ねぎをカットします。スライサーを使うと簡単!
2.フライパンにポン酢、水、みりんを入れて、中火でひと煮立ちさせます。
3.玉ねぎととり肉を入れて、とり肉に火が通るまで煮ます。
4.卵を溶いて、弱火にしたフライパンに回し入れて、ふたをして少し待ちます。
5.卵が半熟になったら、ごはんを入れた丼に盛りつけてできあがり!
見た目はバッチリ親子丼!
肝心の味ですが、食べてみるとポン酢の酸味が思ったよりもまろやかになっていて、いい感じのさっぱり具合!
そんなに長く煮ていませんが、薄くスライスした玉ねぎに甘辛い煮汁がしっかりしみ込んでいて、ごはんもどんどん進みます。後味がさわやかなので、最後まで飽きずに完食できました。
時短煮ものには「大根のつま」を使う!
めんつゆばかり使っている露も、ポン酢の魅力に気づき、「しばらくは味変期間もいいかも」と考えますが、冷蔵庫にぽつんと置かれためんつゆをみて、浮気をしたような罪悪感に苛まれ…。
翌日、作ったのがこちらです!
いイカげん煮
【材料1人分】
カットされたイカ…1杯
大根のつま…80g
めんつゆ(3倍濃縮)…100cc
水…100cc
酒…70cc
【作り方】
1.フライパンに水・酒を入れ、火にかけます。
2.イカを入れたら箸で軽くほぐし、ひと煮立ちさせます。
3.めんつゆを入れて再度ひと煮立ちさせたら、つまを入れ、しみたらできあがり!
煮ものの大根に「大根のつま」を使うとは、いかにもめんどうくさがりな露らしい料理!
露の同僚でお料理上手の十越(とごし)さんからも、「新しい料理に出会えた気分!」という感想とともに合格の判定ももらうことができました。
いかの煮ものって手間と時間がかかるイメージでしたが、これなら簡単ですよね♪
みなさんもぜひ作ってみてください。
文・調理=斉藤久美子