「溜まった疲労には、姿勢と呼吸を意識した簡単な運動がいい」とおっしゃるのは、アスリートの指導やメディアでの運動指導を行う坂詰真二さん。疲れているとゴロンと横になりたくなりますが、その前に30秒間のエクササイズをしませんか? 自律神経が整い、血流もよくなるので、疲れにくくなりますよ!
教えてくれたのは▷坂詰真二さん
アスリートの指導やトレーナーの育成を行なうとともに多くのメディアで運動指導を行なう。著書『女子のスクワット』(日本文芸社)ほか多数。昨年末YouTubeに「真・トレーニングちゃんねる」を開設。
■やるのはたったの4つだけ!
姿勢を整える「ゼログラビティ」
代謝をアップする「アイ~ンポーズ」
血流を促す「サンバのポーズ」
呼吸を深める「座りイナバウアー」
【行なうときのポイント】
●やりたいときにやる
●1度に4つやっても
●分けて行なってもOK
●呼吸は止めずに行なう
深い呼吸でリラックス「座りイナバウアー」
寝る前などに座ったイナバウアーのポーズで胸を大きく開いて深い呼吸を促してリラックス。副交感神経が高まって、ぐっすり眠れます。
1.いすに浅く座って、両手で背もたれを握る
いすに浅く座り背すじを伸ばして、両腕を伸ばして背もたれを握る。つま先が座面の下にくるまでひざを深く曲げ、つま先を立てる。あごは軽く引く。
2.骨盤を前傾させながら胸を張ってゆっくり呼吸
骨盤を前傾させて背中を反り、胸を張っておなかを伸ばす。あごを上げて視線は斜め上へ。そのまま2秒吸って4秒で吐いたらに戻る。5回繰り返す。
■これはNG
上体を後ろに倒すと胸もおなかも伸びません
あごを上げて胸を張るときに、上体を後ろに倒してしまうと、胸もおなかも伸びないので、呼吸が深まりません。ひじはピンと伸ばして背中はまっすぐキープ。
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「座りイナバウアー」は、背中とお腹が伸びて気持ち良く、息があがることもないので、仕事終わりや寝る前の習慣にできると思いました。
撮影/布川航太 ヘア&メイク/斉藤節子 モデル/殿柿佳奈 イラスト/FUJIKO 編集協力/山本美和
文=徳永陽子