お弁当のいたみが気になる季節。とくに肉類のおかずは加熱をしっかりすることが必要ですが、中でもとり肉は冷めるとパサつきが気になることも…。そこで、管理栄養士の牧野直子さんに、冷めてもおいしいとり肉おかずを教わりました!
教えてくれたのは・・・
▷牧野直子さん
管理栄養士、料理研究家。栄養学や衛生面の専門知識に加え、家族のために10年以上お弁当を作り続けた経験から、実践しやすい夏のお弁当対策を分かりやすく解説。
夏の肉おかず【安心テクニック3】
①しょうが、わさび、梅干し、香辛料など、抗菌効果のある食材をプラス
②肉は薄切り肉やそぎ切りで中心までしっかり火を通す
③肉に粉類をまぶしてしっとり&汁け防止を!
さっそく、この三原則をしっかり守った肉おかずを作ってみましょう!
とりもも肉のポン酢あん
あんをからめるからさめてもしっとり! 汁け防止にも
【材料(1~2人分)と作り方】*全量で455kcal/塩分2.0g
1.ピーマン1個は乱切りにする。とりもも肉小1/2枚(約100g)は一口大のそぎ切りにし、おろししょうが、酒各小さじ1、おろしにんにく、塩各少々を加えてもみ込む。約5分おき、片栗粉を薄くまぶす。
2.たれ(ポン酢じょうゆ小さじ2、トマトケチャップ小さじ1)を混ぜる。
3.フライパンにサラダ油大さじ2を中火で熱し、とり肉を両面揚げ焼きにする。ピーマンを加え、火が通ったら余分な油を拭き取り、2を加えてからめる。
* * *
水分があると菌が増殖しやすくなりますが、肉に片栗粉をまぶすことで汁け防止になりますよ。ビタミンB群を豊富に含むとりもも肉で、元気に暑さを乗り切りましょう!
監修・レシピ考案/牧野直子 撮影/豊田朋子 スタイリング/中村弘子 栄養計算/スタジオ食 編集協力/田久晶子
文=高梨奈々