ササッと調理できて、喉ごしのよいそうめんの出番が増える季節。麺だけでは栄養バランスが偏りがちですが、肉&野菜を組み合わせて、栄養バランスをアップさせるのがおすすめです!
この夏、編集部のイチ推しは<とりささ身&パプリカ>の組み合わせ。
⚫︎とりささ身
低カロリーなのに食べごたえ満点! 健康な体づくりに欠かせない、たんぱく質が豊富な点も見逃せません。
筋を取り除いたものが売っていますが、もしついていても筋を取る下ごしらえは必要なし。ゆでてから裂く時に取り除けばOKです。
香味野菜と一緒にゆでると、うまみたっぷりのゆで汁はスープとして活用もできて、とってもお得!
⚫︎パプリカ
こちらも、面倒な下ごしらえなしで食べられるのが魅力。
ビタミンACE(エース)と呼ばれる、ビタミンA、C、Eが含まれていて、老化や病気の原因のひとつである「酸化」を防ぐ、抗酸化作用があります。
そうめんに、とりささ身とパプリカを組み合わせた、夏にぴったりの一品をご紹介します。
▷レシピを教えてくれたのは藤井 恵さん
料理研究家、管理栄養士。女子栄養大学卒業後、料理番組、フードコーディネーターのアシスタントなどを経て、テレビや雑誌、書籍などで活躍中。素材の持ち味を生かした、シンプルでいて工夫のあるレシピに定評がある。
Instagram @fujii_megumi_1966
ささ身のフォー風にゅうめん
【材料・2人分】
とりささ身…6本(約200g)
赤パプリカ…1個(縦半分、横薄切りにする)
そうめん…150g
■A
└しょうが…1かけ(たたき潰す)
└にんにく…1片(たたき潰す)
└酒…大さじ2
└水…4カップ
■B
└砂糖…小さじ1
└塩…小さじ1/3
■C(混ぜる)
└トマトケチャップ…大さじ1
└豆板醤…小さじ1
塩、こしょう
【作り方】
1 ささ身は塩少々をすり込み、Aとともに鍋に入れる。中火にかけ、煮立ったらアクを取り、弱火にして約10分煮る。
2 火を止めて、粗熱がとれたらささ身を取り出し、食べやすく裂く(ゆで汁はとっておく)。
3 別の鍋に湯を沸かし、そうめんを袋の表示どおりにゆでる。ざるにあけて湯をきり、器に盛る。
4 2のゆで汁にBを加えて温め、こしょう少々をふって3にかける。ささ身、パプリカと、好みでバジルをのせ、Cを添える。
(1人分391kcal /塩分2.7g)
とり肉ならではのやさしいうまみがしみ渡る、飽きのこないスープと、つるんとしたそうめんが相性抜群。お好みで、塩をナンプラーに変えて作ると、エスニック度が増します(その場合は味をみて、量を加減してください)。
途中で、トマトケチャップ&豆板醤を混ぜたスイートチリ風のソースで「味変」も楽しんでみてくださいね。
レシピ考案/藤井 恵 撮影/難波雄史 スタイリング/佐々木カナコ 栄養計算/スタジオ食
編集協力・文/singt