自宅やカフェ、ときには旅行先など、時間や場所を選ばず働けるのが魅力的な在宅ワーク。でも、時間の使い方やタスクを自分で管理する大変さもありそうですよね。
ある読者のかたから「在宅ワーカーの時間の使い方」に関するご質問をいただきました。そこで今回は、2歳の娘さんを育てながら在宅フリーランスとして働くおこめさん (@ocome_1717)にお答えいただきます！
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私は2年前、夫の転勤を機に退職を余儀なくされ、妊娠中に在宅ワークを開始しました。現在はディレクション業を行いながら、在宅ワークをがんばる女性が250名ほど在籍するオンラインコミュニティ『ウィズママ』を主宰しています。
在宅ワークで安定した収入を得ながら、娘との時間もしっかり確保できており「子育て世代にとって理想的な働き方！」と言っていただけることも。
私も在宅ワークを始めてから時間の使い方にたくさん悩み、試行錯誤してきました。その経験をもとにお悩みに回答していきます！
今回いただいた質問はこちら！
「Webライターに挑戦して半年。時間をうまく使えずに悩んでいます。
いつも仕事に追われて子どもと遊ぶ時間がとれません。子どもとの時間を作るために在宅ワークにしたはずなのに……。時間の使い方がヘタな私に在宅ワークは向いてないのでしょうか？」
ご質問ありがとうございます。早速回答していきますね！
■時間の管理ができない人は在宅ワークに向いてない？
たしかに時間の管理がうまくできないと、自分も辛い思いをしますし、さらに納期遅延をしてしまうとお客さまからの信用を失う可能性も出てきてしまいます。
また、お子さんとの時間を大切にしたくて在宅ワークを始めたのに、時間と仕事に追われていては本末転倒、と感じてしまいますよね。
ですが時間管理の方法をしっかり身につければ、少しずつ時間に余裕が出てくるはず！ 私なりのコツを3ステップに分けてご紹介しますね。
■ステップ1：時間の使い道をみえる化しよう！
まずは自分の使っている時間を、スケジュール帳などにすべて書き出しましょう。仕事とプライベートを色分けすると、より分かりやすいです。
ポイントは、具体的な内容まで細かく書くこと！
『仕事』は「記事のリサーチ」「執筆作業」
『休憩』は「ランチ」「YouTubeを見て休憩」
など、詳細が分かるようにしましょう。こうすることで、何にどのくらい時間をかけているのかが明確になります。
例）おこめのとある1日
９:30～10:00 SNSチェック（仕事）
10:00～11:30 コミュニティ運営（仕事）
11:30～12:00 タスク整理（仕事）
12:00～13:00 ランチ・買い出し（プライベート）
13:00～14:00 テレビ・お昼寝（プライベート）
14:00～16:00 コラム執筆（仕事）
16:00～16:30 夕飯準備（プライベート）
16:30～ お迎え
書き出したら、次は時間の使い方を分析しましょう。
「コラムの執筆に思ったより時間かかったなぁ」
「ランチや買い出しは必要な時間だけど、テレビ・お昼寝で1時間は休みすぎだなぁ」
など、予定とどれくらいズレているのか、時間を大切に使えているかがあきらかになります。
■ステップ２：うまく時間が使えない原因を探ろう！
使っている時間をみえる化したら、次にうまく時間を使えていない原因を突きとめます。「このせいでうまくいかないのかな？」と思う理由を、たくさん挙げていきましょう！
「コラム執筆に思ったより時間がかかる」ことを例にすると……
・どんな記事を書くか、テーマを決めるのに苦戦する
・言葉選びに、必要以上に悩んでしまう
・タイピングが遅い
・子どもに呼ばれて中断せざるを得ない
・合間にダラダラスマホを見ている
などが挙げられるでしょうか。すべてが正しい原因でなくても構いません。まずは仮説立ててみることが重要です！
■ステップ３：対策を練ろう！
原因かもしれない要素を書き出したら、いよいよ具体的な対策を立てましょう。それぞれの仮説の横などに「こうしたら改善できそう」という対策を書き足します。
例えば……
・どんな記事を書くか、テーマを決めるのに苦戦する
→自分がピン！ とくる記事をリサーチする時間をつくる
・タイピングが遅い
→毎日30分練習をする
・合間にダラダラスマホを見ている
→執筆中はスマホを別の部屋に置く
このように具体的な対策を書いていくと、自分にできることが見えてきますよね。
「時間管理が苦手」という方は自分の時間の使い方を把握していなかったり、原因と対策がわからないから改善しようがない！ という方が多い印象です。まずは現状を知ることからひとつずつ行えば、きっとうまくいくでしょう！
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おこめさん、お答えいただきありがとうございます！ 時間に追われていても、ひとつひとつクリアにしていけば克服できそうですね。
子育て世代はどうしても、子どもの体調や家族の予定に左右されることも。予定が狂ってしまった場合も慌てずに、自分のスケジュールを見つめなおしていきましょう！
▶プロフィール
おこめ
「子ども時間を大切にする働き方」をテーマに在宅ワークのコツを発信している、2歳女の子のママ。約300名の在宅ワークを目指すママが集うコミュニティ「ウィズママ」を主宰。
