年齢とともに衰えていく身体。仕方がないと諦めていませんか?
家事の動作をほんの少し工夫するだけで立派なエクササイズになり、やせやすい体を手に入れることができるんです!
「ながらエクササイズでやせ体質に」今回は、洗濯ものを干したり畳んだりするときにできる、背中、脇腹、足首を鍛えるエクササイズをご紹介しましょう。
* * *
▶︎教えてくれたのは
奥田詠子さん
1962年、岡山県生まれ。48歳でウォーキングに目覚め、一生歩ける体をつくる「ポジティブウォーキング」を開発し、サロンやSNSで活動中。
Instagram:@eico_okuda
タオルを干すときは背中を意識してパンパン!
干す前のタオルをバサバサッと振る動作も、肩甲骨を引き寄せる動きに変えて、背中の引き締めトレーニングに。
■1:脇を締めてタオルの両端を胸の前で持つ
■2:肩甲骨を引き寄せるようにタオルを広げる
【point】
・肩甲骨を引き寄せる
・手を広げるタイミングで息を吐く
・ひじは体からなるべく離さない
手アイロンをして干すときはウエストのねじりをプラス
シワが気になるYシャツなどの手アイロンは、体の側面を洗濯物に向けて行なうことで、脇腹のくびれが期待!
■1:洗濯物に脇腹を向け、上半身をひねり両手で服をパンパン
【point】
・背骨を軸にウエストをねじる
■2:体の向きを逆にし上半身をひねり1と同様に
【point】
・反対側も同様に
【編集部より】
干すときも、あえて体を大きくひねって体側を伸ばしながら干しています。筋トレするときは、効かせたい筋肉を意識しながらやると効果的といいますよね。「今はウエストを細くしながら洗濯ものを干しているんだ」と思いながら動くことで、より効きを実感できる気がします!
服を畳みながら股関節をほぐしてむくみを解消
洗濯物を畳むときは、前かがみで猫背になりやすいもの。「地味な体勢ですが、アキレス腱が伸びて、ふくらはぎのむくみ解消に効果大!」
■1:背筋を伸ばし片ひざを立てて腰を下ろす
【point】
・頭を下げない
・背中はまっすぐ
・アキレス腱を伸ばす
・足首を立てる
【もっとできる人は】
かかとを後ろに下げる
■2:上体をゆっくり倒す。反対の足も同様に
【point】
・なるべく遠くで畳む
・ふくらはぎを伸ばす
・かかとは床につけたまま
・お尻を上げない
【編集部より】
子どもが小さいと洗濯ものが多くて、干すのも畳むのも一苦労...。このメソッドを知ってからは、音楽をかけて気持ちのスイッチを入れ、ノリノリでエクササイズタイムとして楽しく取り組むように!
また、床に座るこの姿勢は、オムツ替えや歯磨きの仕上げなど、小さい子がいるママにとってはおなじみの姿勢。自分の生活に合わせて応用できそうですね。
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普段ぼんやりとこなしていた動作が、立派なエクササイズにつながるなんて驚きです。今日の家事からぜひトライしてみてくださいね!
撮影/合田和弘 ヘア&メイク/鎌田真理子 イラスト/SHOKO TAKAHASHI 編集協力/田中理恵