「勉強しなさい」と言われると勉強したくなくなる。「期間限定」と書いてあるお菓子をつい買っちゃう。テストの前の日に限って部屋の掃除がしたくなる。
理由はよくわからないけど、誰もが一度は経験したことのある「あるある」な現象ではないでしょうか? 実はこうした現象にはちゃんと理由があったり、研究者によって名前が付けられていたりするんです。それでは、そんな「ふしぎ現象」の名前と由来を、楽しいイラストとともに見ていきましょう。
これを知れば、家族や友達に自慢気に語れること間違いなし! ご近所さんとの会話や職場でのエレベータートークにもぴったりです。
※本記事は「ふしぎ現象」研究会 編集、ヨシタケシンスケ イラストの書籍『大人も知らない? ふしぎ現象事典』から一部抜粋・編集しました
~大人も知らない? ふしぎ現象~
「期間限定」と書いてあるお菓子をつい買っちゃう…ナンデ?
それは… 希少性の原理
実はそれ、「今しか買えない」という気持ちを利用して商品を購入させるテクニック。この「手に入らないものほど欲しくなる」という心の動きを、心理学者のチャルディーニは「希少性の原理」と呼びました。「希少性」とは「数が少ない状態」のことです。子どものうちはめずらしいお菓子ぐらいですみますが、大人になったらもっと高いものに目が向くかもしれませんので、どうぞ冷静に。
■ふしぎ現象コラム
大人気で手に入りにくいゲーム機やゲームソフトなど、買えないと知ると、余計に欲しくなりますよね。この心の動きもまた「希少性の原理」が働いているのです。
編集=「ふしぎ現象」研究会、イラスト=ヨシタケシンスケ/『大人も知らない? ふしぎ現象事典』(マイクロマガジン社)