ひな祭りといえばちらしずしが定番ですが、今年はちょっと変わった押しずしはいかがでしょうか? 押しずしといっても特別な型は必要なく、牛乳パックがあれば大丈夫。具材もツナ缶、鮭フレーク、桜でんぶ……と、市販のものでOKです。牛乳パックにすし飯を詰めたり、具材をのせる作業は簡単なので、子どもに手伝ってもらっても。彩りもきれいな押しずしで、楽しいひな祭りを!
2色のミニ押しずし
【材料】(作りやすい分量・各3個分)
基本のすし飯(2合分):米 2合、昆布(6×3cm) 1枚、すし酢(酢 1/4カップ、砂糖 大さじ1と1/2、塩 大さじ1/2)、酒 2色のミニ押しずし:基本のすし飯 2合分、卵 3個、ツナ缶 1缶(80g)、鮭フレーク(市販品) 大さじ3、桜でんぶ 大さじ6、さやいんげん 2〜3本、絹さや 3枚、砂糖、塩、サラダ油、しょうゆ
【下ごしらえ】
1.すし飯を作る。米は洗ってざるにあけ、30分ほどおく。炊飯器の内釜に入れ、水を内釜の“すし2合”の線まで加え(線がない場合は、白飯炊き2合の水加減より大さじ1ほど少なめに加減して)、昆布、酒大さじ1/2も入れて30分ほどおき、普通に炊く。
2.ご飯が炊けたら昆布を取り出し、大きめのボウルにあける。すし酢の材料をよく混ぜて回しかける。ご飯に対してしゃもじを立て、ご飯の粒がつぶれないよう切るように混ぜては底からひっくり返す、を5〜6回繰り返す。※ボウルはできるだけ大きめのサイズを使うことで、水分をとばしやすくする。
3.ご飯にすし酢がいきわたったら、うちわであおいでつやを出す。途中、数回混ぜる。粗熱がとれるまで約15分、ぬれぶきんをかぶせる。※ぬれぶきんをかぶせることで、すし飯が乾燥するのを防ぐ。
【作り方】
1.牛乳パックの空き箱をよく洗い、乾かす。底から約6cm高さのところで切り、すしを押すために、底より一回り小さい大きさのものを残った分から切り取る。
2.いり卵を作る。ボウルに卵を溶きほぐし、砂糖大さじ1/2、塩少々を加えて混ぜる。小鍋に油少々を熱して卵液を流し入れ、菜箸4本ほどで絶えず混ぜて細かいいり卵を作り、取り出して粗熱をとる。
3.ツナそぼろを作る。小鍋にツナを缶汁ごと、しょうゆ小さじ2、砂糖小さじ1を入れて火にかける。菜箸で混ぜながら炒め、汁けがなくなったら取り出して粗熱をとる。
4.いんげん、絹さやは塩を加えた熱湯でゆで、湯をきる。いんげんは5cm幅の小口切りにし、絹さやは斜め半分に切る。
5.1の牛乳パックにラップを大きめに敷き、いり卵1/6量(約大さじ2)、ツナそぼろ1/3量(約大さじ1)をそれぞれ斜め半分にのせ、基本のすし飯を1/12量(茶碗約1/2杯弱)、でんぶ大さじ1、基本のすし飯を1/12量のせる。1で切り取った紙をぬらして上にのせ、ぎゅっと押す。
6.ラップごと引き上げ、返して器に盛り、いんげんを飾る。同様にあと2個作る。同様に、いり卵と鮭フレークのものも3個作り、仕上げに絹さやを飾る。
(ツナそぼろ&いり卵:カロリー1個分336kcal、塩分1個分3.1g 鮭フレーク&いり卵:カロリー1個分285kcal、塩分1個分2.9g)
文=O子