「うなずきすぎて首がもげそう!」と共感の声続出!
臨床心理士として精神科に勤めながら年子の娘を育てる母の、基本的に白目むいた日々。
思いもよらぬ行動に出る姉妹と夫に驚き、戸惑い、脱力する日々をユーモアたっぷりに綴り、instagramで話題沸騰の「白目カルタ」が一冊にまとまりました。
『脱力系育児マンガ 日々白目むいてます』(SBクリエイティブ)から、レタスクラブニュースのために書き下ろされたエピソードも加えて全10回でお届け。今回はその第6回です。
「洗濯」とは、洗濯機のスイッチを入れることではありません。
「掃除」とは、掃除機をかけることではありません。
「皿洗い」とは、食洗機のスイッチを入れることではありません。
ご承知おきください。
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「洗濯」とは、洗濯機に入れてある服の上から洗剤をぶっかけてスイッチを押すことではありません。
色落ちしそうなものをより分けて
ダンナや子どものズボンのポケットのチェックをして
(ポケットには砂や虫やティッシュを入れるなとあれほど)
「なんなんこれ、玉?」と思うような脱ぎ方をしている靴下をほぐして
(靴下は伸ばして入れろとあれほど)
パンツと生涯を共にしているズボンを生き別れにして
(一緒に脱ぐなとあれほど)
やっと洗濯の前準備が整います。
そして洗剤を適量入れてスイッチを押したら
「今洗濯してるなあ」
ということを常に頭の中に置きながら普段の生活を送ります。
洗濯完了のブザーが流れたら洗濯物を干します。
端っこがぐちゃっとなってたら直します。
袖はちゃんと外に出します。
伸びやすい素材はハンガーを選びます。
ストッキングは、こいのぼりのようにたなびかせてはなりません。
そして乾くまでは
「今日は洗濯物を干したなあ」
ということを頭の中に置きながら普段の生活を送るのです。
乾けば取り込み、畳み、所定の場所にしまう…。
ここまでが「洗濯」の最低限の工程です。
家に帰るまでが遠足です。
服もタンスに帰るまでが洗濯です。
以後お見知り置きを。
著=白目 みさえ/「脱力系育児マンガ 日々白目むいてます」(SBクリエイティブ)