「うなずきすぎて首がもげそう!」と共感の声続出!
臨床心理士として精神科に勤めながら年子の娘を育てる母の、基本的に白目むいた日々。
思いもよらぬ行動に出る姉妹と夫に驚き、戸惑い、脱力する日々をユーモアたっぷりに綴り、instagramで話題沸騰の「白目カルタ」が一冊にまとまりました。
『脱力系育児マンガ 日々白目むいてます』(SBクリエイティブ)から、レタスクラブニュースのために書き下ろされたエピソードも加えて全10回でお届け。今回はその第5回です。
風呂あがりに服を着ない次女を叱ったところ、次女が号泣。
それを必死になぐさめて、泣きやませている間に長女が牛乳をこぼす。
白目をむきながら片付けて、やっと落ち着いたところでダンナが帰宅して一言。
「今日は平和やん」
このときの母の心情を、120字以内にまとめよ。
☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆・☆
「キャー!パパー!」的なテンションで迎えるから、
とても平和だったように見えておられるかもしれませんが、
ひと悶着ふた悶着…いや56悶着くらい過ぎ去ったあとなのです。
遡ること数時間前。
明らかに死角となる角を全速力で曲がってきた長女に次女が激突し、牛乳を床にぶちまけ次女号泣。
「気をつけなさい!」と怒ったはいいものの、長女は長女で「ママのお手伝いしようと思ったのに」と号泣。
どちらもなぐさめ、床を拭き、散らかったものを全て片付けて、まだ喧嘩をしているふたりをなだめ。
やれやれやっとご飯作りに専念できると思いきや、ご飯を作るのを「手伝う」とか言う。
(断ったら泣くし、でもミルクぶちまけでタイムロスした分これ以上手間は増えてほしくない)と心の中で葛藤したのちに「今日はDVD見ない?」と持ちかけてDVDを鑑賞いただき。
やっとのことご機嫌が直り、料理がほぼほぼ完成し、ふかああああああいため息をついたところでダンナのご帰還。
「なんや今日は平和そうやなあ」
もう反論する気力もございません。
著=白目 みさえ/「脱力系育児マンガ 日々白目むいてます」(SBクリエイティブ)