毎年秋になると、人気が急上昇するレシピ「栗の渋皮煮」。レシピを見ると、手間と時間のかかる工程に一瞬気持ちがひるんでしまいそうになりますが、その分完成したときの喜びは格別! そのおいしさを味わえば、「また来年も作ろう!」と、きっと思えるはず。渋皮煮は冷凍保存もできるので、たっぷり作った場合はシロップごと冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫へ。食べる時は冷蔵庫で自然解凍がおすすめです。つぶしてマロンペーストにしたり、蒸しパンに入れたりとアレンジも楽しめます。
栗の渋皮煮
【材料】
栗 1kg、重曹 1袋(12g)、グラニュー糖 650g
【作り方】
1.栗は、皮をむきやすくするために、一晩水につける。
2.栗の底に包丁の刃を当ててひっぱり上げるようにして、渋皮までむかないように気をつけて鬼皮をむき、水にさらす。栗の水をきって鍋に入れ、水5カップを注ぎ、アクを取るために重曹を加え、強火にかける。沸騰したら弱火にして30分ゆで、ざるにあける。
3.流水で洗ってしばらく水にさらす。鍋に戻して、再びかぶるくらいの水を入れて強火にかけ、10分ゆでてざるにあけ、水にさらす。これをもう一度繰り返す。
4.3の栗の表面をスポンジで軽くこすってきれいにする。
5.表面の筋を竹串でていねいに取り、水にさらす。
6.鍋に水7カップとグラニュー糖を入れ、煮溶かしてみつを作る。さめてから栗の水をきってみつに加え、強火にかける。
7.煮立ったら弱火にし、表面が乾かないようにペーパータオルで落としぶたをして30~40分煮る。そのまま一晩おいて味を含ませ、もう一度弱火で約30分煮る。さめたら密閉容器に入れる。
(78kcal、調理時間180分)
文=O子