栗がおいしい季節がやってきました。あのほっくりと甘い味わいが楽しめるのは、今の時期ならではですよね。そこで今回は旬の栗を使ったレシピをご紹介。1つ1つ皮をむくのはちょっと大変ですが、それを乗り越えた先には贅沢なおいしさが待っていますよ!
栗の渋皮煮
【材料・栗1kg(大28個分)】
栗…1kg、重曹…大さじ1/2、きび砂糖(または砂糖)…500g、しょうゆ…小さじ1
【作り方】
1.ホーローやステンレス製の鍋に70℃くらいの湯と栗を入れて約10分おいて、鬼皮をやわらかくし、皮をむきやすくする。
2.湯を捨てて、栗の先に包丁を入れ、渋皮は残して、やわらかくなった鬼皮を、はがすようにむく。
3.鍋に栗を戻し入れ、栗の表面から5cmくらい上まで水を入れ、重曹を加えて火にかける。
4.沸騰させないように、火を弱めて2〜3時間、途中水を足しながら、栗がやわらかくなるまで煮る。そのまま一晩おく。
5.翌日4の水を捨て、流水にさらしながら、栗を1個ずつ、竹串を使って表面の筋をきれいに取り除く。
6.栗を再び鍋に戻し入れ、新しい水を栗の表面から5cmくらい上まで入れ、沸騰直前までゆでて、湯をこぼす。これを2度繰り返す。
7.再び新しい水を栗の表面から5cmくらい上まで入れ、砂糖の約1/3量も加えて、弱火でコトコト約1時間煮る。
8.そのままおいて、自然にさます。ゆっくり時間をかけてさますことで、かたくならない。
9.完全にさめたら、再び火にかけ、残りの砂糖を加えて、弱火でコトコト約40分、煮汁が栗がかぶるくらいの量になるまで煮詰める。
10.しょうゆを加えて火を止め、そのままおいてさます。保存容器に入れて、冷蔵庫で保存する。
(3062kcal・全量)
栗を使ったレシピといえば渋皮煮。ツヤのある美しい一品は”秋の宝石”と謳われるほどです。手間と時間がかかる分、その味わいは格別!たまには丁寧な手仕事も楽しいものですよ♪
栗ご飯
栗をふんだんに混ぜ込んだシンプルなレシピ。お米に少しもち米を混ぜて作ることで、モチッとした食感が楽しめます。
栗の治部煮(じぶに)風
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栗づくしの献立を楽しむなら、お吸いものにも栗を入れてしまいましょう!トースターで焼き目をつけて、香ばしい栗の香りを楽しんで。
マロンクリーム
生栗をたっぷり使った贅沢すぎるマロンクリーム。パンにつけたり、スイーツに添えたり…栗好きにはたまらない一品です。
栗は準備に手間と時間がかかりますが、完成した料理を食べると「頑張ってよかった!」と思える逸品ばかり。今しか味わえない”栗づくし”の食卓を自宅で楽しんでみてはいかが?
文=齋藤久美子