くせのない味わいで、どんな調理法・調味料にも合う「なす」。初秋の今は安価で出回ることも多く、食卓に並べやすい野菜です。今回はそんななすと豚肉を組み合わせたラクチンメニューを5つご紹介。どれも火を使わず、レンチンのみで作れるので、残暑が厳しい日などにフル活用してみてくださいね。
なすの肉巻き香味だれがけ
【材料・2人分】
豚こま切れ肉 150g、なす 3個、香味だれ(おろししょうが 1かけ分、白すりごま 大さじ3、しょうゆ 大さじ1と1/2、ごま油 小さじ2、酒 大さじ1/2、砂糖、片栗粉 各小さじ1/2、塩 小さじ1/4弱)、サラダ油
【作り方】
1. なすは四つ割りにし、油大さじ1を表面にまぶしてから、豚肉をつぎ足しながら全体に巻きつける。香味だれの材料を混ぜ合わせる。大きさがバラバラな豚こま切れ肉も、つぎ足しながらなすに巻きつけていくとよい。
2. 耐熱皿に1の肉巻きを並べ、香味だれをまんべんなくのせる。ふんわりとラップをかけ、電子レンジで約9分30秒加熱する。
3. 肉巻きの上下を返してたれをからめ、器に盛り、耐熱皿に残ったたれをかける。
※電子レンジを使う場合は500Wのものを基準としています。600Wなら0.8倍、700Wなら0.7倍の時間で加熱してください。また機種によって差がありますので、様子をみながら加熱してください。
(398Kcal、塩分2.4g)
おろししょうがやごま油などを使った風味豊かなたれが、淡泊ななすと相性抜群。加熱が終わったあとにしっかりたれをからめると、より味なじみがよくなります。ご飯が進む甘辛味なので、お弁当のメインおかずとしてもうってつけ。
豚ももとなすのくったり煮
肉やなすを電子レンジでチンしたら、混ぜたあとに再度ラップをかけて約2分おきましょう。みょうがは最後にのせると食感をキープできます。
麻婆なす
ひき肉はあえて粗くほぐすのが調理のポイントです。肉の存在感があるソースになり、食べごたえもバッチリ。
豚となすのピリ辛炒め
なすは油をまぶしてから加熱すると、トロリとした口当たりに。味が薄まらないよう、耐熱皿に残った水けはペーパータオルなどでふき取ってください。
蒸しなすの塩ザーサイソースがけ
なすは皮をむき、豚バラ肉のうまみをよく吸わせます。皮むき後は水につけ、アク抜きするのをお忘れなく。
なすはへた周辺に汚れが残りやすいので、流水でよく洗い流してから使用すること。新鮮なものはトゲがとがっているので、手を傷つけないように注意しましょう。
文=田中律