とうがんは初夏から夏にかけて旬を迎える野菜。体を冷やしてくれる効果があるので、暑い夏を乗りきるためにはうってつけの食材です。そこで今回は、みずみずしい食感のとうがんと肉を組み合わせた煮ものを5つご紹介しましょう。口に含むとうまみがじんわりと広がって、思わず舌鼓を打ってしまうかも♪
とうがんと豚肉のみそ煮
【材料・作りやすい分量・3~4人分】
豚バラ薄切り肉 200g、とうがん 1/4個(約600g)、万能ねぎ 3本、煮汁(だし汁 2カップ、酒 1/4カップ、砂糖、みそ 各大さじ2、しょうゆ 大さじ1)、サラダ油、粗びき黒こしょう
【作り方】
1. とうがんは皮をむき、種とわたを取って3cm角に切る。万能ねぎは小口切りにする。豚肉は食べやすい大きさに切る。煮くずれるくらいがおいしいので、小さめに切る。
2. フライパンに油大さじ1を中火で熱し、豚肉を炒める。ほぐれたらとうがんを加え、油がなじんで透き通るまで炒め合わせる。豚肉と一緒に炒めて、肉のうまみをとうがんに吸わせる。
3. 煮汁の材料を混ぜ合わせ、加える。煮立ったら弱火にし、アルミホイルで落としぶたをして約20分煮る。やや甘めのみそ味と相性がいいので、砂糖とみそは同量に。アルミホイルで落としぶたをし、とうがんが少し煮くずれるくらいまで煮る。
4. 器に盛り、万能ねぎを散らしてこしょう少々をふる。
◆プロのひとこと
できたてはもちろん、少しさましてから食べるのも味がしみておいしい。
(284Kcal、塩分1.9g)
とうがん自体は味が薄いので、しっかりと煮汁をしみこませるのがポイント。ほどよく煮くずれるように、小さめにカットして使用します。砂糖とみそを混ぜ合わせた煮汁によって、甘くてコクのある味わいに仕上げましょう。
夏の豚角煮
豚肉やトマトなどの具材がたっぷり入った、スープのような一品。酢のやさしい酸味が素材の味を引き立ててくれます。
とり肉ととうがんのさっと煮
とうがんは外側のかたい部分を薄くそぎ取るように皮をむきましょう。その際、緑色の部分を少しだけ残すのが調理のコツ。
豚ととうがんのスープ煮
豚肉にまぶした片栗粉によって、全体にとろみがつきます。とうがんは小さく切ってから皮をむくと、作業しやすくなるはず。
とりだんごととうがんのスープ煮
とうがんが透き通るまでしっかり煮たら、はるさめを加えてしょうゆで調味。スープの味をとうがんにしっかりとしみこませましょう。
とうがんは丸ごとなら冷暗所で冬まで貯蔵できるため、「冬瓜」という名がついたそう。とはいえ一度包丁を入れると傷んでしまうので、なるべく早めに食べきってくださいね。