何をしてもやせられないと悩んでいたら、脳の問題かも。
話題の「脳を変えてやせる方法」を、20㎏超えのダイエットに成功したぶーこさんに教えてもらいました。
前編ではぶーこさんの「デブ脳」時代のあるあるをお届けします!
デブ脳 vs やせ脳
デブ脳とは「食べろ、食べろ」と誘惑をする悪魔。
やせ脳とはダイエットを助ける天使。この天使の勝利で27㎏やせ!
教えてくれたのは▷桃田ぶーこさん
3児の母。
-20㎏を達成したノウハウと、その心情を赤裸々に書いた著書『45歳、ぐーたら主婦の私が「デブあるある」をやめたら半年で20㎏やせました!』(講談社)が大好評。
ぶーこさんの「デブ脳」時代▷85kg
ぽっちゃり体型だったぶーこさんは、産後歯止めが利かなくなり45歳で85㎏に。
「やせたい気持ちはあったけどデブ脳の誘惑に勝てず、寝ている間以外はずっと食べていました」
ぶーこさんの「やせ脳」な現在▷58kg
半年で20㎏、2年半で計27㎏のダイエットに成功。
「デブ脳の誘惑に対し、やせ脳に本当に食べたいかどうかを問いかけることで、糖質中毒から脱出できました」
私、洗脳されていました!恐怖のデブ脳あるあるベスト10
デブ脳に支配されていた頃のぶーこさんの「あるある行動」。
思いあたることもあるのでは? 1つでも当てはまったら、すでにデブ脳が潜んでいるかもしれませんよ。
■\デブ脳に洗脳されて心も体もおかしなことに/
寝ているとき以外、ずっと食べていたというぶーこさん。
振り返ってみると「あのころはデブ脳に洗脳されていた」のだといいます。
「シュークリームは飲み物のようにゴクゴク。
デブ脳がいうままに食べていたら、体だけでなく心までおかしなことになっていたんです」。
〝デブ脳あるある〞は、あなたの日常にも潜んでいるかもしれません。
あるある1「ぽちゃ系モデルを見て、『自分のほうが太ってない』と謎のマウンティング」
いつも服を買う通販カタログのぽっちゃりモデルを見て……
「私はこんなに太ってない、と謎のマウンティング。
実際はおなかのぜい肉でパンツは見えないし背中はぶよぶよ。
私のほうが絶対デブなのに、なぜか対抗意識を持っていました」
あるある2「デブの体と引きこもりの汚部屋は似ている」
「あのころはいつも眠い、だるい、どうでもいいとやる気ゼロ。
太り過ぎてどうやってやせていいのか分からず、見て見ぬふり。
それってゴミがたまり過ぎて、何から手をつけていいのか分からない汚部屋と同じだなと思っていました」
あるある3「デブは早食い。しかもそれが自慢!」
自分が「早食い」だと思ったことはなかったというぶーこさん。
でも無意識に早食い行動を極めることに燃えていました。
「ポッキーを5~6本まとめて超高速食い。
自分が編み出した早食い法に大満足していました」
あるある4「友人との食事の帰りコンビニへ。帰宅後すぐにおやつを食べる」
スリムな友人と食事に行くときは注文をセーブするため、逆にデブ脳が暴走!
「帰りにコンビニに寄って食べながら歩き、家に帰って爆食いして一息。
あのころは少しの空腹が〝死ぬ〟レベルに感じていました」
あるある5「食べてしまったことを何かのせいにする」
ダイエットに失敗したことがある人なら、耳の痛い話かも。
「デブ脳はいい訳の天才。
断われないから、もったいないからと、何かのせいにして食べ続けます。
自分の意思で食べているということに気づけないんです」
例:「夫が買ってきたからしかたなく食べた」
「ストレスで食べちゃった、テヘヘ」
「子育てと家事が忙しくてつい食べちゃう」
あるある6「妄想がひどく、頭の中でナイスバディに変換されている」
デブ脳の想像力は無限大。
「お菓子を食べながらダイエット番組を見て『できそう』といい、ドラマの主人公は細い自分に変換され、グラビアアイドルには『私のほうが胸はある』と対抗意識を燃やします」
あるある7「カレーのCMを見ていると、カレーのにおいがしてくる」
食品のCMを見ていておいしそうと思うのは普通の脳。
デブ脳の場合は?
「カレーのCMを見ているとぷ~んとカレーのいいにおいがしてくるんですよ。
舌の上に味が迫ってくる感じで、こうなると終わり。
食べずにはいられません」
あるある8「夏に弱く、冬に強い」
冷え性ってことばはデブ脳の憧れ♡
「肉厚体形だったので、寒さに強く、暑さに弱いんです。
冬も基本的に薄着。薄着だと少しやせて見えると思っていました。
逆に夏は暑くて、あせもはできるわ、汗ジミだらけだわ、地獄……」
あるある9「やせたい!といいながら、お菓子に食らいつく」
デブ脳時代も常にやせたいと思っていたとはいえ、その本気度は?
「ダイエット特集のテレビを見て『やせた~い』といいながら、お菓子を爆食い。
あおむけのおなかを机代わりにお菓子を載せて食べて、そのまま寝てしまうことも」
あるある10「自分よりデブを見るとほっとする」
コンプレックスがあると誰でもこんなふうに思うはず。
「娘から授業参観に来ないでっていわれたことがありました。
それでも太っている人を見つけては『もっと太い人いるじゃん』とほっとしていました」
こんな生活を続けていたら、体重は85㎏ に!! ある日体調が絶不調になりダイエットを決意!
ある日、突然起き上がれなくなり命の危険を感じたぶーこさん。
その翌日から「私、やってみせる!」と人生最後のダイエットをスタート。
■\いつもこんな不調&現象に悩まされていた/
□ 腰が痛い
□ 肩凝りがひどい
□ 物によくぶつかる
□ 寝返りに一苦労
□ 便座に座るとめきめきと音がする
□ 床に落ちているものが拾えない
□ 時々、ちびる
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ある日突然、体の不調を感じたぶーこさん。
完全に「デブ脳」だった彼女を「やせ脳」へと導いたのは!?
次回後編では、ぶーこさんがたどった「やせ脳」への道を解説します!!
【レタスクラブ編集部】