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ファスティング中の栄養補給にも!「発酵ドリンク」で善玉菌を増やす

  • 2020年8月13日
  • レタスクラブニュース



酒かす、漬物、ヨーグルト...食卓には発酵食品があふれています。特に日本ではみそやしょうゆなどを調味料として多用しているので、気付かないうちに、私たちは日々発酵食品を口にしています。そしてそれらが"体に良い"ということを、私たちは経験から知っています。では、いったいどのように体に良い作用が起きるのでしょうか。

発酵食品は微生物の代謝によってつくられています。微生物とは、いわゆる菌のこと。その菌類が腸内環境と深いかかわりがあるのです。発酵食品がどうして体に良いか、どのような良い作用があるのか、腸研究の第一人者・東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎先生に伺いました。

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ファスティングが体に良いのはなぜ?

「ファスティング」という言葉を聞いたことはありますか? ファスティングとは、英語で「断食」のことを指し、「酵素ドリンク」や「発酵ドリンク」を飲んで必要最低限の水分やカロリー、ビタミンを補給しながら断食をする健康法のこと。ダイエットや美容に良いと、女性の間でちょっとしたブームになっています。

ではファスティングが体に良いといわれるのはなぜでしょう。

腸内フローラの状態は私たちの健康を左右します。
脂っこいものばかり食べたり、食物繊維や発酵食品の摂取量が不足していたりすると、腸内の悪玉菌の働きが活発になります。結果、免疫力が低下してしまい、病気になるリスクが高くなります。そんな腸内環境の悪化をリセットするのに、ファスティングは効果的なのです。

「断食をすると腸に食物が送られません。だから悪玉菌はエサを得られずに増殖することができなくなります。その状態で発酵ドリンクを飲むことで善玉菌を増やそうという仕組みです。完全に断食すると腸内細菌も弱ってしまいます。発酵ドリンクで必要な水分やカロリー、ビタミンなどを補給するという考え方は、理にかなっています」(藤田先生)

食べないことで腸への負担を和らげ、汚れてしまった腸内環境をリセットすることで腸内環境を整えるファスティング。
ただし、過度な断食などは健康を損なう恐れがあります。最近はクリニックなどでファスティングのコースを設けているところもあるので、専門家の指導の下で行うのが望ましいでしょう。

 

酵素と発酵、意味を混同していませんか?

ファスティングをしている期間は、「酵素ドリンク」や「発酵ドリンク」と呼ばれるもので栄養を補給しますが、酵素と発酵は何が異なるのでしょう。

そもそも酵素とは、たんぱく質の一種で、大きく分けて2つのグループがあります。一つは体を正しく働かせるための「代謝酵素」で、もう一つは腸と腸内細菌が協力して作り出す「消化酵素」です。呼吸をしたり、消化吸収したりと私たちの生命活動に必要不可欠な酵素は、どちらも私たちの体の中で作られています。
一方、発酵とは微生物の代謝作用による物質の変化により食品などがつくられることです。



「"酵素は体内で作れないから食品から摂取しましょう"といううたい文句がよくありますが、それは間違いです。
酵素はたんぱく質の一種ですから食品として酵素を体内に取り入れたとしても結局は分解されて腸から体の必要な部分に届けられると考えられます。経口摂取した酵素で体内の酵素自体を増やせるということは実証されていません。微生物のもつ酵素の力(代謝)で生まれる発酵食品でも、人がもつ酵素を増やすことはできません。
酵素を増やすためということではなく、発酵食品をとるという考えで利用するほうがよいでしょう」(藤田先生)

取材・文/ほなみかおり

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