2月も後半になると、寒さも一段落してきますね。ホッと一息ついて、身体も心も緩む時期とはいえ、「季節の変わり目は何かと身体の不調も感じやすく、気分もめいりがち」という人も多いかもしれません。
なんだかイライラしたり、やる気がおきないと感じたら、ヨガにトライしてみてください。今回ご紹介するヨガのポーズは、胸を開くことで心を穏やかにする効果もあるので、寝る前やイライラした時に実践してみて下さい。
このポーズは、腰周りの血流がよくなるので、腰痛にも効果があるといわれています。胸の真ん中にあるとされている「アナハタチャクラ」を活性化させる代表的なポーズでもあります。
アナハタチャクラとは、身体の7箇所にあるといわれています。車輪のように各部位でまわっていますが、バランスが崩れると、車輪がうまく回らなくなり、心身の不調が出るといわれています。
なので、一般的にアナハタチャクラのバランスが崩れると短絡的、情緒的な行動におちいってしまうと考えられています。
下半身や体幹の筋力アップの他にも、メンタルの調整にも効果が期待できます。ぜひ、ゆっくりポーズをとりながら、心身ともにリラックスしてみて下さい。
※「セーツ・バンダサルヴァンガーサナ」のセーツ・バンダは「橋をかけた」という意味です。
期待出来る効果
・猫背解消
・首と肩の正しいバランス
・疲労した足の活性化
・消化を助ける
・美しい上半身のラインをつくる
・バストアップ
・脳の休息
・ストレスの緩和
・疲労軽減
注意する点
首に違和感を感じる人は、無理のない範囲で行いましょう。
実践回数&期間
週3回を目安に3週間実践すると、心身ともに変化を感じられます。
セーツ・バンダサルヴァンガーサナのやり方
(1)床に仰向けになり、ヒザを曲げたら両手のひらを床につけます。かかとをお尻の方に近づけ、かかとの真上にヒザがくるようにしましょう。
(2)足の親指で床を押してお尻を床から離し、骨盤を上げます。腕全体で床を押し、肋骨を天井に押しあげて胸を開きましょう。アゴを軽く引き、ゆっくり呼吸を繰り返します。
ヒザから肩まで斜め一直線になるようにし、お尻が下がらないように注意しましょう。
(3)さらに骨盤を押し上げ、両肘を肩幅より狭くするように肘を引き寄せ、両手を組みます。そのまま、ゆっくりと10呼吸ほど繰り返し、元の位置に戻りましょう。
いかがですか? 腰痛などを感じたら行ってみてください。健やかな毎日を過ごせるように、寝る前の習慣にしてみては。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世
ボディクエストのエクササイズディレクターとしてワークアウト開発に携わると同時に、YOGAスタジオやスポーツクラブなどで指導にあたる。著書に「ふたりストレッチ」「幸せ美人になるための5日間レッスン」など。)
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