最近は、体重よりも「体型」を重視する女性が多く見られます。しなやかなボディラインに「くびれ」は必須です。
くびれをつくるには、腹斜筋を鍛えるエクササイズが効果的です。しかし、一生懸命エクササイズをしても、日常の習慣がエクササイズを台無しにしてしまう可能性があります。
エクササイズの効果を上げるためにも、日常で気をつけたい「くびれがなくなるNG習慣」をご紹介します。
(1)足を組む
足を組むと、骨盤の左右の高さが変わり、ウエストの位置も変わります。
足を組む動作はクセなので、いつも同じ足を上にして組む傾向にあります。つねに左右のバランスが悪い姿勢でいることで、周辺筋肉が正しく使われにくい状態となり、くびれ消失につながります。
(2)ボトムスのウエストがゴム
ゴムのボトムスは、ウエストの筋肉が緩みやすく、脂肪が付きやすい状態となります。
また、腹筋部分が緩いと、つい食べ過ぎてしまうことがあります。ボトムスがゴムではなくベルトだと、ウエストをサポートしているため、食べ過ぎ防止にもつながります。
(3)小さな歩幅で歩く
歩くとき、骨盤も連動して動いています。骨盤が動くことにより、ウエストのくびれを作る筋肉が使われます。
しかし、歩幅が狭いと連動がスムーズにいかず、骨盤の動きが充分に行われません。大きめの歩幅で歩くと、足の動きが骨盤としっかり連動するため、くびれをつくるのに効果的な歩き方といえます。
(4)片足重心
立っている時、片足重心の姿勢が習慣化されると、足の長さや骨盤のバランスに悪い影響を与えてしまいます。長い時間、腰の左右のバランスがどちらかにかたよった姿勢でいると、腹筋が効果的に使われず、くびれがなくなる原因となります。
(5)運動習慣がない
ウエスト部分は主に「背骨」で守られています。くびれをつくりたいのであれば、周辺筋肉を鍛える必要があります。
筋トレをする時間があれば良いのですが、筋トレをする時間がない方には、手軽にできる「ウォーキング」がおすすめです。
「エスカレーターではなく階段を使う」「最寄駅の一駅前で降りる」など、できることを毎日コツコツと行うことで、くびれを養うことにつながります。
くびれをつくるには、筋肉を正しく使う姿勢がポイントです。骨盤のアンバランスを誘発する動作や正しく筋肉が使われていない姿勢を改善するだけでも、くびれができやすくなります。
ご紹介したNG習慣は、すぐに改善できるものばかりです。ぜひ参考にしてみてください。
(日本ウォーキングセラピスト協会代表理事 長坂靖子
10代でミス日本、準ミスワールド日本代表選出。モデル活動を経てウォーキング講師となる。出産を機に健康ウォーキング、ストレッチ講座を展開。「姿勢力」等著書多数。美容番組MC等活動は多岐に及ぶ。)
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