若いころは、華奢な二の腕にくびれたウエスト、張りのあるヒップとスタイルに自信のあった方も、年を重ねるにつれて若いころの面影はどこへ……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
痩せにくくなる40代こそポイントをおさえて、きれいな身体になりたいですよね。けれど、体重にばかり目を向けていると、逆に「きれいに痩せる」ことから遠ざかっているかもしれません。
今回は、痩せたい人がおちいりがちなアラフォーダイエットの落とし穴をお伝えします。あなたはこんなNGダイエットをしていませんか?
年齢が上がると同時に筋肉量も減っていきます。若いころは「糖質」をエネルギーに変え、細胞が成長していきますが、年齢が上がると使わない筋肉が減って「省エネ」の身体になり、エネルギーを蓄える身体になります。
また女性の場合、筋肉をつけるホルモン「テストステロン」の分泌量は、男性の20分の1程度。筋肉は減るけれど脂肪は増える、という負の循環になります。
負の循環を回避するポイント3つ
・1日3食しっかり食べる
・片手1杯のタンパク質を毎食摂る
・運動、エクササイズ、ストレッチなどを行い、身体をほぐす
特に、数々のダイエットを繰り返して失敗していると、余計に脂肪がつきやすい身体になっています。食事量をしっかりとり、その代わり間食はしないようにしましょう。
定期的に汗をかく運動をするのは難しい人でも、エクササイズやストレッチなどで日常の中で身体をほぐすことならできるはず。気軽に取り組めることから始めて、筋肉量を保っていきましょう。
毎日時間に追われるアラフォー女子に人気なのが、「痩せるドリンクダイエット」。テレビや雑誌などで「飲むだけで◯カ月にー◯kg!」という言葉を見ると、ついつい気になりますが、気をつけましょう。
痩せたとしても……落とし穴がいっぱい
「痩せるドリンクダイエット」の落とし穴は、(1)と同じで「筋肉量が減ること」。加えて、「噛む」回数が減るので表情筋が衰えて、老け顔になってしまいます。
さらに、噛まないことで消化器の運動があまり行われず、基礎代謝が下がり、冷えむくみに繋がります。内臓を支える筋肉が衰えて下がることで、ぽっこりお腹の原因となります。
このダイエットは、痩せたとしても引き締まった身体ではなく、細いだけの身体になる可能性が大です。
引き締まった美しい身体の条件は「メリハリ」があること。その「メリハリ」には「筋肉」が必要なのです。
「痩せる」よりも「引き締める」と考えると、楽しく行えて結果も見えやすいですよ。ぜひ参考にしてください。
(管理栄養士/おやこ食育プランナー/美食ライフプランナー やなぎさわえりな
「すべての女性は美しい」をモットーに「食べる」ことを通して自分らしく育児も自分磨きも楽しむメソッドを提案。)
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