メイクアップは、本来持っている魅力を最大限に引き出すことも、時には「見せたい自分」を演出することもできます。
TPOに合わせてメイクを変える人、または「変えた方がいいのかしら?」と思う人は多いのではないでしょうか?
今回はアラフォーの「婚活」にフォーカスして、実際のシチュエーションに合わせた避けるべきNGポイント4つと、適正なメイクアップをお伝えしていきます。
肌の乾きは、心の乾き。くすんだ顔は老けの表れ。どんなに寝不足でもお肌の保湿を怠ってはいけません。特に、唇の乾燥や血色のなさは、体調を心配される原因に。
潤い&血色は、健康的でイキイキとした印象を与えます。乾燥肌の場合には、パウダーファンデーションを避け、潤い重視のアイテムを選びます。口元も透明グロスやリップクリームだけではなく、唇の色味が均一になるような色のものを選びましょう。
一緒にいるだけで幸せになれそうな、温かい血色感をめざします。
日本人の多くは、直毛で下向きのまつ毛をしています。まつ毛は、目にゴミが入らないようにという大事な役割があるのですが、そのままでは光が入りません。
しっかりとビューラーでまつ毛を持ち上げて、瞳が光を反射してキラキラ輝く効果を狙いましょう。さらに、持ち上げたまつ毛をマスカラで強調すれば、輝きの演出が倍増します。
前向きで明るい未来を想像できる眼差しを持った女性には、性別を問わず惹きつけられるはずです。
プロの世界では「ナチュラルメイクが一番難しい」と言われています。実際に、メイクアップを学び始めて最初にぶち当たるのが、「いかにも感」と「なにもしていない感」です。
やたらと塗れば、「いかにもメイク」になりますし、厚塗りを恐れすぎてもメイクが薄すぎて、カバー力やツヤ感などのメイクアップ効果が得られません。自分に必要なポイントを見極めて、効果的に仕上げることは、家計のやりくりにも大切なことですね。
これから生涯を共にしようというパートナーとして、どんな女性を選ぶでしょうか? 見た目の第一印象というものは非常に重要です。
アラフォーの婚活では「頼りになるけど親しみやすい」が重要。極端に下がっている眉は、幼く頼りない印象に。シャープで眉山がくっきり上がった眉は、相手に距離を感じさせがちです。
頼りになるけど親しみやすい眉のポイント
具体的に例を挙げると、顔立ちのほっそりした方は細めだけど上がり眉にならないように。ふっくらした顔立ちの方は、眉の輪郭がくっきりしないように全体をパウダーで仕上げ、眉山だけはペンシルを使って仕上げると、顔立ちに合ったすっきり感を演出できます。
どの年代でも、眉の相談は多いのですが、自分に合った眉の描き方をそろそろ見つけたいのがアラフォー世代です。
日頃から客観的に自分のメイクをチェックしておきましょう。習慣化できれば、結婚生活に入ってからもパートナーとお出かけする楽しさが、いつまでも続くでしょう。
(フェイスコンダクター/ヘア&メイクアップアーティスト 上野リサ
大手化粧品メーカーでメイクアップアーティストとして活動後、幅広いジャンルで「顔創り」に取り組む。顔を起点とした”善い美容習慣の定着”を目指す「face conductor」というジャンルを開拓。)
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