毎朝美味しいお味噌汁のある朝食は、日本の人なら誰でも憧れますよね。朝は一日の中で一番体温が低い時間帯ですから、温かいお味噌汁は朝ごはんにピッタリ。また、お味噌汁の出汁に使われる昆布やかつお節には、美容と健康に役立つ栄養素が詰まっています。前日に用意してこそ美味しくて美容と健康に役立つ、お味噌汁の出汁のひき方をご紹介します。
・昆布
昆布は、水溶性食物繊維とミネラルの塊のような海藻です。水溶性食物繊維は、一緒に食べたものの糖や脂肪の吸収を穏やかにする働きをもつほか、善玉菌やヤセ菌のエサとなってヤセ体質作りをサポートします。また、昆布の色素成分「フコキサンチン」には、脂肪を溜め込む白色脂肪細胞に働きかけ、脂肪をエネルギーとして燃焼させる働きも期待されています。
・かつお節
かつお節には、常に身体の中に発生している活性酸素を除去する働きがあります。活性酸素は細胞にダメージを与え、お肌だけでなく、身体がスムーズにエネルギーを作り出すことをさまたげ、疲労の一因にもなります。毎日のお味噌汁で疲労までケアできるのはうれしいですね。
<材料>
水 1L
昆布 20g
かつお節 30g
<作り方>
1.昆布は繊維を断ち切るように切り、水に浸けておきます。
2.朝になったら、取り出しやすいように出汁パックなどに入れたかつお節を加えて、火にかけます。
3.沸騰したら具材を加え、火が通ったらかつお節を取り出し、お味噌を溶いて出来上がり。
<ワンポイント>
昆布は、出汁として美味しいだけでなく、食べることでミネラルやポリフェノールを摂ることができますから、細かく刻んで水に浸けておき、お味噌汁の具のひとつとして食べましょう。
夜に水に浸けておくだけでOKの美味しい昆布出汁。美容と健康に役立つお味噌汁を、毎朝の習慣にしてみてはいかがでしょうか。
(美養フードクリエイター 岩田まなみ)
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【参考】
※フコキサンチン – 昆布の栄養機能研究会
※鰹だし-活性酸素消去効果 – 焼津水産化学工業