この動作は、臀部からハムストリングスをほぐすので、下半身のむくみや冷えの解消にも効果大です。また、腰痛の人は臀部やハムストリングスが硬く縮んでいるので、この部位をストレッチするだけでも腰痛防止、改善効果が期待出来ます。さらに、かかとで腸を刺激する動作もプラスしているので、お腹のデトックス、お尻周りの疲労のデトックスもしてみてください。
ストレッチが終わったらコップ1杯のお水を飲んで、さらに身体に溜まっている毒素排出をうながしてください。
期待出来る効果
むくみ、冷え、腰痛防止・改善、便秘解消、股関節の可動域を広げる
実践回数&期間
3週間ほどを目安に実践。体調変化を感じられるようになります。
やり方
1.椅子に浅めに腰かけ、右くるぶしを左脚に乗せます。この時、右手で右太ももを外側に回し、股関節を開き(外旋)ながら膝を横一列に並べるイメージで姿勢を整えましょう。
2.両手は右足の置きやすいところに添え、ゆっくり吐く息とともに上半身を倒します。この時スネと胸が近づくイメージで、腰が丸まらないように注意しましょう。そのまま10呼吸ほど繰り返しましょう。
3.息を吸いながら上体を起こします。そのまま右くるぶしを左脚付け根の鼠径部(Vライン)に添えます。この時、右つま先は伸ばしてください。
4.吐く息とともに上体をゆっくり倒し、かかとで左腸の辺りを刺激します。吐く息とともにお腹を緩めて、かかとがお腹に深く沈むイメージです。10呼吸ほど繰り返したら、元の位置に戻ります。反対側も同様に動作しましょう。
いかがですか? 最初は膝が浮いてしまう、かかとでお腹なんて押せない。など、動作手順通りにいかない人もいるかもしれません。しかしながら、まず身体の力を緩める、股関節を外旋させる、お腹から上体を倒す、と言ったポイントを1つ1つ確かめながら実践していくと、身体も慣れてきて気持ちよくストレッチ出来るようになります。ぜひ、ゆっくり焦らず実践してください。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森 和世)
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