知らなければもったいないほど簡単で効果の高い「耳ヨガ」。今、この記事を読んでいる間にできてしまうほど、お手軽なセルフケアです。耳ツボで食欲を抑制するダイエットはポピュラーですが、耳には他にもたくさんのツボや反射区があります。今回は呼吸とともに耳をマッサージする方法をご紹介します。
体の中からの健康でアンチエイジング効果を狙う
体を全体的に健康にしていくことにより、体の内側からのアンチエイジングにつながります。全身のオイルマッサージや整体フルコースを受けるのも至福ですが、「たまの贅沢より普段からのコツコツケア」が未来の健康と美容につながります。
美肌、冷え性、くすみ、眼精疲労、ダイエット、ホルモンバランス、睡眠の改善などのキーワードにピンときたら、即実行してみましょう。
耳には全身のツボが凝縮している
耳介はお母さんのお腹にいる胎児の格好とよく似ていて、全身の各器官が反映されているとされます。WHO(世界保険機関)により耳介療法の有効性が確認され、耳のツボや経絡も国際基準が定められています。そしてその説には2種類の起源があります。
1.東洋医学的なツボの観点
2.ヨーロッパの伝統医療であった耳介への治療をフランス人医師ノジェ氏が西洋医学的に反射区を研究したもの
この、ツボと反射区の宝庫と言っても過言ではない耳をヨガの呼吸法と共に揉んだり押したり引っ張ったりしていくのが「耳ヨガ」。ツボの位置を知らなくてもOK! 難しく考えず、リラックスして深く呼吸しながらやってみてください。必要なものはあなたの手のみです。(今スマートフォンを持っている方は片手ずつで◎)
1.深呼吸しながら両耳を全体的に揉みほぐす。硬いところは念入りに。
2.息を吸って耳の上部を持ち、吐きながら上に引っ張る。
3.息を吸って耳の中央を持ち、吐きながら横に引っ張る。
4.息を吸って耳たぶを持ち、吐きながら下に引っ張る。
5.耳を餃子のように折り曲げて包み、数呼吸。
いかがですか? 顔がポカポカしてきたり、呼吸が深くなってリラックスしたなど感じていただけたでしょうか。
※片方ずつでも、両耳同時でも構いません。
これからはいつでも、どこでも耳をほぐすのを癖にしてしまいましょう。例えば、スマートフォンを見るとき、テレビをみながら、移動中、眠る前など。筆者が実践していてとくに嬉しいのは、頑固な首コリと肩コリが軽減したこと。体の不調が減るとストレスが減りますね。運動やストレッチをする余裕がない時、手軽に出来て嬉しい「耳ヨガ」。是非お試しください。
(ヨガインストラクター/顔ヨガインストラクター 千葉 ゆか)
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【参考】
※ツボ健康療法講座 – ツボ健康療法講座
※Raphael Nogier Nogier 「博士の耳介治療ハンドブック」(2012年)シービーアール