花粉症シーズンに手放せないものといえばマスク。つけていると可愛く見える、すっぴん隠しになると【マスク女子】が急増するなか、知られざる大きな落とし穴があるのをご存じですか? 実はあることを意識するだけでマスクを外した後も、ぐっと明るく若々しい顔でいることができます。若々しい顔でいるために習慣にしたい方法をご紹介します。
花粉症対策もしかることながら、ウイルス感染から身を守ることや、保湿効果もあってマスクを手放せない人も多いはず。ところが、マスクをしていると顔の下半分が覆われているので、その部分の筋肉はゆるみっぱなしです。ただでさえ、日本語はハキハキと発音しなくてもコミュニケーションがとれる言語なので、頬や口回りの筋肉は衰えがち。そんな状態に甘えてマスクを一日中していれば、顔がたるむ日も近づくばかりです。
乾燥する時期は、マスクをしていると呼吸の保湿効果で喉の痛みも和らぐことがあります。ところが、風邪をひいている時はやむ負えませんが、寝る時にマスクをする習慣がある人は要注意です。
そもそも、朝起きると喉が痛いのはなぜか知っていますか? 原因は、寝ている時に口で呼吸しているため、さらには、いびきをかいている可能性があるためです。日中もマスク生活で口呼吸をしていると、その習慣で寝ている時も口呼吸に頼ってしまいます。すると、いびきをかいている場合、身体は休まるどころか一生懸命呼吸をしているため、交感神経が優位に。これでは朝起きた時に疲れが残ってしまいます。リラックスモードの副交感神経を優位にして、質の良い睡眠をとるためにも、口呼吸から鼻呼吸へ変えていきましょう。そのためにも、口元の油断となるマスクは手放すことをおすすめします。
花粉症やウイルス予防でどうしてもマスクを手放せない場合、マスクの中で口元のリフトアップをしましょう! といっても難しいことは必要ありません。口を閉じ、口角をあげてにっこりするだけです。口元が緩んでいる人は、2~3分でも頬がプルプルしてくるでしょう。口元だけでなく頬のリフトアップにもつながるので、意識するだけで顔のたるみの改善にもつながります。忘れてしまっても、思い出すたびに口角を上げてにっこりと一日何度でも続けてみましょう。意識するのとしないのとでは大違い。老け顔になるか、ならないかの道に分かれるのは言うまでもありません。
このように、マスクの下で起きていることに意識を向けないと、老け顔へ一気に急降下してしまうのです。マスクは保湿効果もあるため、口がぽかんと空いていても人から見られるわけでもなく、喉が乾燥するわけでもないので違和感を感じません。その意識をしないと気づかないということが、大きな落とし穴。口回りの筋肉をゆるめると、頬の筋肉も下がり、顔のたるみを引き起こします。花粉症シーズンが終わり、マスクを外した時に老けたかも! とショックを受ける前にぜひ日ごろからマスクの下の口元に意識をもって生活してみてくださいね。
(Lapure(ラープレ)主宰/ヨガ&フェイシャルヨガ講師 森 初世)
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