街を彩るイルミネーションに心が和む12月。すでにクリスマスパーティなどでスケジュールが埋まってきている人も多いかもしれません。楽しいイベントが増えれば、体重も増加しがちですが、今回は太りやすい季節だからこそ、「痩せ癖」をつける方法をご紹介します。
「痩せるのって簡単」と言ってみたい人も多いかもしれません。ダイエット経験者の筆者から言わせると、「実は簡単」です。痩せる事が大変と思っている人は、今まで短期間で簡単に痩せるダイエットに打ち込んできたのではありませんか? 正直、頭では痩せないかも…と思っているのに、むりやり体だけ過酷なダイエットを強いるのは、体が可哀想過ぎます。体に鞭を打つのではなく、太らない思考回路、つまり「痩せ脳」を作り、癖付けをしてしまうと、楽に目標を達成しやすくなります。
・痩せたい気持ちが大事
一番大事なのは、「痩せそう、出来そう」と思う気持ちです。ダイエットに励む時に「絶対成功しそう!」と思っていますか? 「たぶん続かないだろうな…」と思っていませんか? 多くの人が、「ま、上手くいけば痩せるかも」と思っているはず。まず大切なことは「絶対に痩せる、綺麗になる」と強く思うこと。思うだけなら簡単ですよね。これが意外とジワジワと効いてくるのです。
・痩せた姿をイメージしてみる
痩せた時に何をしたいのか考えましょう。これは、かなり具体的に考えて下さい。何を着て、どこに、誰と行くか? そこで何をするのか? そして、どんな感情を持つのか? この欲求が痩せるためには必要不可欠! 恥ずかしいと思わないで、自分がなぜ痩せたいのか、何をしたいのか貪欲に探ってみて下さい。
・欲望と行動を癖付けしたら、ほぼダイエット成功!
次に、欲望に行動を紐づけしていきます。例えば、ウェストをシェイプしてくびれを魅せたいならば、エクササイズをプラスする。全体的に体脂肪をカットしたいと思ったら有酸素運動を定期的に実践するなど、今やるべきことが見えてくるはずです。
では、最後に食事量の目安が癖づけ出来る方法をご紹介しましょう。それは、『アイボール法』という方法です。これは、「やせたい人は、温めなさい」の著書でも有名なナスターシャ・スタルヒンさんのメソッド。筆者も、食欲に負けて自分の食べる量が分からない時に参考にしているので、皆さんも試してみてはいかがでしょうか? 理想的な食事バランスは、糖質・タンパク質・脂質を4:3:3のバランスで食べること。この食事法は、インスリンの分泌を最小限に抑え、脂肪をためず、燃えやすい体質にしてくれます。一食の食事バランスを簡単につくれるのが、『アイボール法』です。カロリー計算などいらず、目分量でOKなのです。
1) 糖質
ごはん、パン、麺類などは1食につき、握りこぶし1個分が目安量。早くやせたい人は、こぶし半分程度にして、その分、タンパク質量を増やしましょう。
2) タンパク質
指をそろえた状態で、手首から指先までの大きさと手のひらの厚さが、1食分のタンパク質の最低量です。
3) 脂質
親指の先ほどの量が目安となりますが、食材に含まれている脂質分を考慮すると、調理などで1回に使用できる油の量はごくわずか。できるだけ控えるのが原則です。
いかがですか? 暴飲暴食やダイエットの大敵もじっくり原因を探っていくと、成功しない癖が見えてくるはずです。ぜひ、これからはダイエットの成功癖をつけてみて下さい。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世)
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