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体臭の原因は「疲れ」だった!?食べてケアするメニュー2つ

  • 2016年6月25日
  • Life & Aging Report

湿度が高くなる季節は、身体のニオイも気になりますよね。疲れている時に体臭が気になる方、それは気のせいではないようです。一般的に体臭の原因と言われているアポクリン腺から出る汗だけではなく、疲労も体臭の原因になってしまうのだとか……。気になるその仕組みと、「疲労臭」をケアするメニューを美容家である筆者よりご紹介します。

■疲労が体臭の原因に!?2つの理由

(1)汗とともにアンモニアが流れ出る!?

肉などのたんぱく質が悪玉菌によって分解される際に、アンモニアが発生します。アンモニアは肝臓によって解毒され無臭化されるのですが、身体が疲れていて肝臓の働きが悪くなると、アンモニアが体内に残ってしまいます。ニオイの研究で有名な五味常明医師によれば、体内に残ったアンモニアが汗とともに出てくることで、体臭の原因となるのだそうです。

(2)「乳酸」が疲れだけでなく臭いのモトに

疲労の原因のひとつといわれる乳酸は、体内でブドウ糖が分解された後にできる物質。エネルギーを生み出すクエン酸回路の働きが悪くなっていると、ブドウ糖を充分に燃焼させることができず、残りカスであるクエン酸が体内に多く残ってしまいます。この乳酸が汗ともに皮膚から排出されると、皮膚に住む菌によって代謝・分解され、体臭の原因になることがわかっているのです。

■疲労臭を予防するおすすめメニュー2つ

腸からケア!「海藻の酢の物」

海藻に含まれる水溶性食物繊維は、善玉菌の大好物! 腸内環境をいい状態に保ち、アンモニアが発生しにくい腸内環境を保ちましょう。悪玉菌はアンモニアだけでなく、インドールやスカトールなど、その他のニオイ物質も発生させます。酢にはクエン酸が多く含まれていますから、疲れた身体にクエン酸をチャージして、乳酸のできにくい身体作りをサポートします。

肝臓をケア!「シジミのお味噌汁」

シジミに多く含まれるアミノ酸「オルニチン」は、肝臓の解毒機能を高めてアンモニアの無臭化をうながします。シジミは、冷凍するとオルニチンの量が約4倍になるそうですから、保存もできて成分もUPする冷凍保存がおすすめです。

食べものからのケアはもちろん、夜はお風呂に入ってリラックスする、しっかり眠るなどの疲労ケアも大切です。疲れを持ち越さない工夫をして、スメルケアしたいですね。
(美養フードクリエイター 岩田 麻奈未)

【関連記事】
・女優も常食で話題!「アマランサス」食べ方&簡単レシピ3つ

【参考】
※40才からの“ニオイ”(デオドラント) – マンダム
※なんだか臭う…それはお疲れのサイン「疲労臭」かも? - ケイ・オプティコム
※成分情報 クエン酸 – わかさ生活
※オルニチンの疲労回復効果 - オルニチン研究会

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