紫外線の影響を受けやすい夏は、髪にとってもつらい時期です。しかし、髪がパサつく原因は紫外線だけでなく、毎日のケアにも潜んでいるかもしれません。
コスメコンシェルジュの筆者が、髪がいたんでしまうNGケアを5つご紹介します。
シャンプーの前にしっかりとお湯で予洗いをしていますか? シャンプー前にお湯でしっかりと洗っておき、あらかじめ髪や頭皮の汚れを浮き上がらせておくことが大切です。
特に、髪や頭皮にやさしいとされるシャンプーには穏やかな洗浄力のものが多いので、予洗いが十分にできていないと泡立ちが悪くなり、汚れが残ってしまうことがあります。
シャンプーを使う前に頭皮を十分濡らし、指の腹でマッサージしながら2〜3分洗いましょう。
シャンプーをする時に、つい爪を立てて洗ってしまう人も多いかもしれません。ゴシゴシ洗うと気持ちがいいかもしれませんが、頭皮や髪が傷ついて、さまざまなトラブルを招きます。
爪によってダメージを受けた髪はキューティクルが損傷し、内部のタンパク質や水分が流出してパサつきの原因となることがあります。
髪のうるおいを守るためにも、指の腹で洗う習慣をつけてください。
濡れた髪はとても傷つきやすい状態です。髪の表面をおおうキューティクルが開いているため、ゴシゴシこすったりブラッシングをすると傷ついてしまいます。
髪を拭く時は、タオルでそっとおさえるようにし、ブラッシングはドライヤーで乾かしてから行いましょう。
ドライヤーをしても、生乾きの状態で終わらせてしまう人は多いのではないでしょうか。前述のように濡れた髪はいたみやすいため、きちんと乾かすことを徹底してください。
キレイな髪を守るポイントは、8割ほど乾いたら冷風で仕上げることです。髪の温度が下がることで、キューティクルが閉じてツヤが出ます。乾かしすぎもダメージの原因となるため、9割程度乾けば十分です。
外出前に、肌に日焼け止めを塗るように、髪にも紫外線対策は欠かせません。髪が日焼けをするとキューティクルがはがれやすくなり、乾燥を招いてしまいます。
UVカット効果のある洗い流さないトリートメントやスプレータイプの日焼け止めを活用し、髪や頭皮を保護してから外出しましょう。帽子や日傘などによる対策もとり入れると、より入念な対策ができますよ。
髪のダメージや乾燥は、お手入れ次第で防ぐことができます。毎日の何気ない習慣を見直し、ツヤとうるおいのある髪をキープしたいですね。
(コスメコンシェルジュ 古賀令奈
フリーライター/エディター/コスメコンシェルジュ。美容・ヘルスケアを中心として「わかりやすく試しやすい」をコンセプトに執筆。日本化粧品検定1級コスメコンシェルジュを取得し、美容法の提案活動も展開。)
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