空間を上手に使いこなすには、収納グッズが役立ちます。100均のグッズなら、価格もお手頃。少ない予算でも家を片付けられますが、ただやみくもに収納を買えばいいというわけではありません。今回は、節約好きの整理収納アドバイザーの私が、「100均で買って失敗した収納グッズ」を3つご紹介します。
自分で好きな長さにカットして使える仕切り板、事前はキッチンの引き出しや衣装ケースで使っていました。引き出しのスペースを区切れるので、とても便利だと思っていたのですが…。
実際に使ってみると、仕切り板がズレにズレまくります(笑)。しっかり固定できるわけではないので、ものの出し入れで簡単に仕切りがよれてしまうんです。結局板が邪魔になり、すぐに手放しました。もったいなかった~。
生活感をなくすために、お風呂場を白で統一したくなった時期がありました。あまり予算をかけたくなかった私は、迷わず100均のシャンプーボトルを購入。見た目はシンプルで、「お値段以上かも」と思ったのですが…。
使ってみると、やっぱり難あり。キャップから液が漏れてきたり、シャンプーやリンスの出がよくなかったり。私は濃厚なコンディショナーを使っていたからか、吸い上げ力が足りずなかなか出てこないのがストレスに感じました。
私が購入した100均収納グッズの中で、過去一「失敗した…」と思ったのが布団ケース。とくに、不織布素材のケースは劣化しやすいので注意が必要です。
ホームセンターで買うと軽く1,000円は超える商品が多い中、100均なら100円または200円。コスパはどの商品と比べてもNo.1です。
ただ、不織布がとにかくもろい…(涙)。保管している間にボロボロになり、1年持ちませんでした。保存環境による影響があるにせよ、さすがに劣化するには早すぎると思い、リピートはしていません。
今はホームセンターで購入した布団収納袋を使っていますが、問題なく4~5年使えているものもあるので、“安かろう悪かろう”もあったのかなと思っています。
収納グッズは、使ってから正解・失敗がわかることも多いので、まとめ買いはせずに1つずつ試しに使ってみると、“安物買いの銭失い”を防げますよ。
文/三木ちな 整理収納アドバイザー、クリンネスト1級