寒い季節には、温かい食べ物が恋しくなるもの。気軽に食品を温めることができる電子レンジを使用する機会が増えているのではないでしょうか。便利な電子レンジですが、使い方を間違えてしまうと大変危険なことが起こってしまいます。東京消防庁によると、電子レンジの火災は近年、急激に増加しているとのことです。
冬の定番「肉まん」を電子レンジで温める際は、特に注意が必要でした。
東京消防庁消防技術安全所が行った電子レンジ火災の再現実験結果によると、長時間加熱すると爆発的に燃焼した食品として肉まんが挙げられています。
肉まん(90g)を、電子レンジ(出力700W)で加熱した際、出火までの時間は5分34秒という結果に。
これは、それほど長時間とは思えない時間なので驚きですよね。
東京消防庁によると、電子レンジの庫内で発生した火災の約5割が食品の加熱し過ぎによるものとのこと。肉まんのような高温になりやすい食品は、特に注意が必要のようです。
その他にも、国民生活センターによると、さつまいもなどの水分の少ない食品や、バターなどの油脂の多い液体、フライなどのコロモのついた食品なども同じく注意喚起されています。
電子レンジで食品を温める際は、ご使用の電子レンジの取扱説明書や加熱する食品の包装の表示を確認し、くれぐれも加熱時間を長めにしないように気をつけましょう!
また、少量(特に100g未満)の食品を加熱する際は、オート機能を使用すると加熱し過ぎの要因になることがあるので避けましょう。
他にも、「電子レンジ不可の容器や包装を加熱しない」「加熱時はその場から離れない」「電子レンジの周辺に可燃物を置かない」などのことを心得ておくことが大切のようです。
電子レンジを使用する機会が多くなるこの季節、改めて安全に使用する方法を確認されてみてくださいね。
まとめ/mayumi
参考:東京消防庁HP、国民生活センターHP