ライフオーガナイザーⓇの平沢あかねです。旅行や帰省から戻った日。自宅を離れて一息ついたのも束の間、帰宅後は旅の余韻にひたる間もなく待っているのが…家事!長距離移動や人混み、義実家や親せきとのお付き合いなど、体力も気力も消耗したあとは「もう家事なんてしたくない…」と思う人は多いのではないでしょうか。
今回は、そんな「帰宅後の家事」をラクにするために実践していることをご紹介します。
帰宅後、つい放置したくなるのが荷物の片づけ。長期帰省となると荷物の量も多くなりがちですが、片づけるのは面倒ですよね。
そんな面倒な荷物の片づけを、帰宅後20分で終えられるようになった方法が「片づけタイムトライアル」です。
▼ステップ① 「出す」
キャリーケースの中に入った荷物をすべて出します。
▼ステップ② 「分ける」
洗面所やクローゼット等、しまう場所ごとに荷物を分けます。
▼ステップ③ 戻す
元の収納場所へ戻して終了!
これらの作業を「何分でできるか?」時間を計測します(笑)。
出した荷物を「しまう場所ごと」に分けるので、家の中を何度もウロウロすることなく、効率的に短時間で片づけることができます。
タイムトライアルにすることで、ゲーム感覚で一気に片づけられるので、何日も放置してしまっていた荷物をすぐに片づける習慣が付きました。慣れるとどんどん早くなりますよ!
ちなみにこれまでの冬の最高記録は11分44秒(笑)!ご家族みんなで楽しみながら、トライしてみるのはいかがでしょうか。
帰宅後の憂鬱な家事と言えば洗濯!旅行や帰省での洗濯物は、各自のカバンに入れて自宅へ持ち帰っていましたが、帰宅後に洗濯物を集める(出してもらう)というひと手間が面倒でした。
そこで持参したエコバッグをランドリーボックスとして利用し、宿泊先で出た洗濯物はすべてそこに放り込んでもらって、ひとまとめにしてみました。(洗濯ネットもあると便利♪)
(車移動の場合になりますが)回収した洗濯物は車のトランクに入れて持ち帰り、帰宅後は洗濯機にポイっと放り込むだけ!面倒過ぎる帰宅後の洗濯がラクになりました。
キャリーケースに入れて持参した荷物(衣類)が減るので、空いたスペースにお土産などの荷物を入れることができます。
帰宅後の食事作りは本当に面倒…。外食すればラクですが、疲れていたら早く家に帰りたい気持ちもありますよね。
そこで、カットした野菜や下味をつけた肉を炒めるだけでできる「冷凍の作り置き」を、事前に準備しておきます。
帰宅後はフライパンに放り込んで火を通すだけ!
もう何も作りたくないときは「夕食用のお土産」を購入して帰るのもおススメです。旅の余韻にひたりながら、食事準備の負担を軽減できます。
帰宅後は「あれもこれもやらねば」と気持ちが焦ったり、イライラしたりすることはありませんか?“段取り魔”の私は、ついイライラしてしまうことがあります…。
そんなイライラ防止に効果的だったのが「やらない家事を決めて、宣言しておくこと」。
事前にやらないと決めて宣言しておけば「やらねば!」という心の負担がなくなりました。
当たり前のように思っていた「帰宅後の家事」ですが、「すべてきちんとこなさなくてもいいのでは?」と思うようになり、もう頑張るのはやめました(笑)。
家族で楽しむ工夫をしたり、時には手放してみたりすることで気持ちと時間の余裕を感じるようになりました。ぜひお試しくださいね。
文・写真/ライフオーガナイザーⓇ平沢あかね ※暮らしニスタの人気記事を再編集して配信しています。