私たちの食生活に無くてはならない「農作物」。中でも旬の農作物を口にすることは、健康に良い、自然のめぐみを感じられるなどのメリットも。そんな「農作物」、もしかして「のうさくもつ」と読んでいませんか?
「農作物」とは、『田畑で作られる穀類・野菜など』のことで、米や野菜のほか果物も農作物にあたります。地域の旬の特産品を安価で購入できるのが魅力の「道の駅」は今大人気ですね。
さて、その「農作物」ですが、「のうさくもつ」と読んでいませんか?実はそれは本来の読み方ではありません。
たしかに「作物」は「さくもつ」と読みますが、「農作物」という言葉は「農作」と「物」に意味が区切られます。そのため「のうさくもつ」とは読みません。
同じような成り立ちの言葉に、「創作物」「著作物」があります。では「農作物」の読み方は?
「のうさくもつ」は本来とは異なる読み方が広まって使われるようになった「慣用読み」。辞書によっては読み方を「のうさくぶつ」としながらも、意味の中に「のうさくもつ」を掲載している場合も。ただ、言葉の意味を正しく伝えるなら「のうさくぶつ」が正解です。
まとめ/meiko 参考/デジタル大辞泉(小学館)、実用日本語表現辞典