こんにちは。「家事コツ研究室」研究員のFumiです。夏の間に保冷剤がまたたくさん溜まってしまいました。お弁当の保冷に使ったり、ケガしたときの冷却に使ったりしていますが、全然減りません!そこで調べてみると、保冷剤は冷やす用途のほかにも、家事にいろいろ活用できるようなのです!面倒くさがりな私でも楽にできた、カンタン有効活用方法をさっそくレポートします♪
保冷剤には、冷凍庫に入れるとカチコチに固まるタイプと、柔らかいままのタイプがあります。
冷凍庫でカチコチに固まるほうの保冷剤は中身が高吸水性ポリマーで、消臭剤として使えるという噂をキャッチ。わが家のトイレで消臭剤として置いてみました。
1.保冷剤を解凍する。5時間ほどかかりました。
2.保冷剤の袋を切って中身を容器に移す。私は瓶にしましたが、できれば平たい皿などのほうがよいみたいです。
3.消臭したい場所に置いたら完成!
できたものは無色透明。1週間ほどそのまま置きましたが、正直言って消臭効果があるのかどうか、はっきりとは感じられませんでした。
でも、使っていた消臭剤と置き換えたにもかかわらず「トイレの臭いがひどくなった」という印象はナシ。そして、見た目がキラキラしてキレイなのが気に入りました!
アレンジとして、ここにアロマオイルを数滴垂らして芳香剤に。わが家で眠っていたアロマオイルも活躍させられたし、トイレの香りもよくなって、これはウハウハです♪
「保冷剤は温めるとカイロにもなる」という情報も。試してみました!
作り方は、40度ほどのお湯で2~3分湯煎するのがよい、とのこと。わが家には温度計がないので、熱湯をそのままボウルに入れ、冷凍庫から取り出したカチコチの保冷剤をチャポンと入れてみました。
溶けるのに3分ほど、温まるまでにはさらに2分ほど。やけどしないように注意しながら取り出し、タオルで拭いて完成!
ポケットにそのまま入れ、肌寒い日の玄関掃除や窓拭き、お洗濯などのお供にすれば、家事の励みになりそう。私は、なぜか本能的に腰を温めたくなりまして(年のせいでしょうか…)。
ハンカチでくるんでズボンのゴムに挟むようにして腰に当てて使いました。小さい保冷剤だったので、温かさがしっかりあったのは10分程度。でも、気持ちよかったですヨ♪
同様にして、目元をあたためる温パックにもいいかも!
植物の水やりに保冷剤を活用する方も少なくないようです。やり方は簡単!保冷剤の中身を植栽の土の上に敷くだけ。
あの“プルプル”のジェルが徐々に水分を出すので、旅行などで1、2日水やりができない時に役立つそうなのです。
上の写真はbefore。シュガーバイン小鉢の土上に敷きました。このまま水やりをせずに放置。
5日後のafterがこちらの写真。シュガーバインは元気で、ジェルはほぼ消えていました。
ただ、水やりに使うなら保冷剤の成分が気になりますよね。今回使ったものは、メーカーさんサイトで製品の98%が水、残り成分は高吸水性ポリマーと明記されていたもの。
高吸水性ポリマーは紙オムツなどに使われているもので、水を固める性質があるのだとか。
いろいろな保冷剤があり、主成分は水ですが、モノによっては防腐剤など添加物が入っていることも。その場合は、水やりには避けたほうが無難。
保冷剤表面に成分やメーカーさんの名前が表示されていることが多いので、メーカーさんの公式サイトで成分を確認してから使うと安心かもしれません。
このように中身を出して使う場合は、お子さんやペットが誤飲しないよう注意を。
また、余った中身を捨てる場合、キッチンの排水口やトイレに流してしまうと高吸水性ポリマーが水分を吸って膨張し、詰まってしまう危険性があるので、流さないようにしましょう。
たっぷり溜まっていた保冷剤。「回収サービスなどで一気に処分したいなあ」と思っていましたが、家事にも使い道があるとわかったら、ストックして少しずつ使いたくなりました(笑)。
今後もいろいろ変身させて楽しんでみたいです!
写真・文/北浦芙三子 ※暮らしニスタの人気記事を再編集して配信しています。