こんにちは、家事コツ研究員のヨネダです。暑い日が続いている中、いま大人気商品となっているのが「クールリング」。首につけるとヒンヤリして気持ちいいですよね。でも、夏の外気温では1時間ほどで溶けてしまいます。外出先で溶けたクールリングをなんとか再冷凍したい!ということで、とくに暑い日を選んで検証してみました。
クールリングはNASAが開発した冷却素材「PCM」を使用したアイテムです。28℃以下で凍結する性質があり、やさしいヒンヤリ感が長時間続く優れモノ。
ちなみに18℃以下で凍結する製品もあります。こちらはヒンヤリ感が強く感じられる反面、溶けるのが早いという違いがあるようです。
人気があるのは持続力の高い28℃ということなので、今回は28℃のクールリングで試すことに。
完全に溶けた状態のクールリングを用意して実験してみました!
クールリングの複数のメーカーをチェックしてみると、溶けたクールリングは冷蔵庫に10分ほど入れておくか、冷水に15分ほど漬けておくと再冷凍できるようです。
でも、外出先だと冷蔵庫が使えなかったり、冷水を手に入れるのが難しかったりしますよね。
ということで今回は「保冷バッグ」と「コンビニで買える冷凍ペットボトル飲料」を使って試してみました。
保冷バッグは、内側にアルミコーティングが施してあるものを使用。お弁当用に100均で購入したものです。
冷凍ペットボトル飲料はコンビニのほかにもスーパーで市販されており、街中であれば手軽に購入できます。
溶けてプヨプヨになった状態のクールリングを保冷バッグの底に置き…。
クールリングの上に冷凍ペットボトル飲料を並べました。
ペットボトルの上にもうひとつクールリングを置き、同時に2本分を冷やしてみます。
この状態で、玄関先に15分ほど置いておきました。ちなみに気温は37℃。
15分経って取り出してみると、ペットボトルが当たっている部分を中心に1/3ほど凍っていましたが、残念ながら全体的にはまだプヨプヨでした。
保冷バッグにただ入れておくだけでは、再冷凍は難しいようです。
そこで次は「ビニール袋」で冷気を逃がさない工夫をすることに。
ビニール袋にクールリングと凍ったペットボトル飲料を入れ、冷気が逃げないようビニール袋の口をねじります。
さきほどと同じように、保冷バッグに入れて外に放置しました。15分経ってチェックすると、ビニール袋なしの時よりは凍っています。
検証開始から1時間ほど経つと、ペットボトルとくっついていない部分はまだ甘いものの、ほぼ全体が凍りました。
全体が凍るまでには時間がかかりますが、予備のクールリングを持っているのであれば、入れ替えて使うことができそうです。
ペットボトルの飲み物は水分補給として飲めば、帰りの荷物を減らせますね。
クールリングは凍ったペットボトル飲料で再冷凍できますが、「いやいや、もっと短時間で凍らないの!?」という人もきっといますよね(汗)。
そんなときは、素直にコンビニで売っている氷カップを使いましょう。
セブンイレブンにて、四角い氷カップは110円、丸い氷カップは118円(いずれも税抜価格)で手に入れることができましたよ。
ビニール袋にクールリング、氷、水を入れて口をしっかり縛ります。
水漏れ対策としてタオルを敷いた保冷バッグの上に置き、ジッパーを締めて炎天下に放置しました。
10分後にチェックすると、小さいリングはカッチカチに。15分後には両方のリングが固まっていました。
15分経ってもまだ氷は残っていたので、氷の量を増やせば一度に3~4本分を再冷凍することもできそうです。
というわけで、冷蔵庫が使えない環境でクールリングを再冷凍する方法を検証しました。
どうしても早くガッチリ凍らせたい!という場合は氷カップが便利!ですが、「こぼすのが心配…」などの理由で水が使えない状況なら冷凍ペットボトルでも一応凍らせることができます。
とはいえクールリングだけで炎天下を長時間過ごすのは危険なので、エアコンの効いた屋内で休憩しつつ、無理なく夏を乗り越えましょう~!
撮影・文/米田モック ※暮らしニスタの人気記事を再編集して配信しています。