サイト内
ウェブ

クイズ「選挙とは、何を考える人を選ぶもの?」→池上彰さんの「選挙」にまつわる深イイ話。

  • 2024年7月24日
  • 暮らしニスタ

歴史のこと、政治のこと、環境問題のことなど、子どもに不意に質問されてうまく答えられなかった経験はありませんか?今回のテーマは「選挙は何のためにやるのか」です。わかりやすい解説に定評のあるジャーナリスト池上彰さんなら、どう答える??

Q.選挙って何のためにやるの?

税金の使い方を考える人を選ぶためです

どこかへ旅行に行くとします。家族旅行なら、家族それぞれが意見を出し合って行き先を決められそうです。では、100人で行く旅行だったらどうでしょう?

海だ、山だ、温泉がいい、いやテーマパークがいいと、みんながバラバラに希望を言っていては、行き先が決まりませんね。さまざまな意見をまとめるために、人々の代表(議員)を決めるのが選挙です。

選挙の結果、いちばん多くの人数が集まったグループ(政党)の意見を優先するのが、日本の政治のしくみです。

選挙で選ばれた議員の大切な仕事のひとつは、税金の使い道を決めることです。困っている人を助けるお金、橋や道路を造るお金、みんなのために働く公務員の給料などは、税金から支払われています。

子どもも、実は税金を払っています。お小遣いで買うお菓子の値段には、消費税という税金が含まれています。そうやって払った税金が、むだ遣いされては困りますね。

選挙は、ちゃんとみんなのことを考えて、税金の使い道を決める人を選ぶためのものなのです。

池上 彰(いけがみ・あきら)●1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、NHK入局。2005年よりフリージャーナリストとして活動。著書累計750万部超。

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright(C) 2015 KURASHINISTA All Rights Reserved.