その言葉を単独で差し出されたら読める人はほとんどいないかも?という、読めないけど読めたら自慢できそうな“難読漢字”をクイズ形式で紹介していきます。今回は、見た目からしてヒント含みのこちらから。
海の象ですよ。なんかそれっぽい魚、あるいはその他の海の生き物ということで当てられた漢字に違いありません。
きっとどこかで見たことがあるはずの「海象」、「象」という字がつくからには、象に似た特徴があるからでしょう。でも象の特徴って???
まずは鼻。「母さんも長いのよ♪」と歌になっている長い鼻ですね。そして、耳も大きい。しわっぽい皮膚の質感…
こういうヒントを挙げていく場合、正解につながりそうなものは後出しにしたりしますよね。すみません。でも上の画像にちゃんと写っているある部分が「海象」とそっくりです。
象と「海象」の共通点、それは、牙(きば)。これは人間にもある犬歯が成長したものだそうですが、「海象」の牙は、オスで1m、メスで80cmほどにまで成長するそうです。
海にいる、きばのある動物と言えば!
さあ、もうわかりましたね。
あ・た・し・よ!
それにしてもこの牙、日常生活で邪魔にならないんでしょうか。
人間に1mにも伸びてしまう犬歯があったら、お風呂に入るのだって大変ですが、「海象」は、この牙を引っ掛けて氷の上に上がったり、敵を威嚇したりと便利に使っているようです。そしてこの牙が虫歯になることもあるんだとか。
水族館に行く機会があったら、ぜひそんな牙を生かした「海象」の暮らしを観察してきてください。
文/伊波裕子 ※暮らしニスタの人気記事を再編集して掲載しています。