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放置はキケン!「四十肩」が重症化する前にセルフチェック!今日からできる対処法も紹介

  • 2023年3月24日
  • 暮らしニスタ

「肩の痛みで上にあるものが取りにくい」
「服を着替えるときに、背中に腕を回しにくくなった」
「四十肩かもしれないと不安に思っている」

このようなお悩みや疑問はありませんか?

四十肩(しじゅうかた)や五十肩(ごじゅうかた)という言葉は聞いたことがあるけど、もしかしたら自分もそうかも? と不安に思う方も多いかと思います。

今回は、四十肩の原因や、よくある症状のチェックリスト、対処法について解説します。

もしかして四十肩?簡単チェックリスト

まずはご自身の方の状態をセルフチェック!あなたの肩は、日常生活のどのような動作で痛みますか?

・腕を上げたり下げたりするときに、痛みや違和感を感じる(洋服を着替えるときや、洗濯物を干すときなど)
・肩より上にあるものが取りづらい
・肩が痛くて夜眠れないことがある
・髪の毛を洗いにくい
・重いものをもてない
・寝返りができない

以上のような症状がある場合は、四十肩の可能性があります。

※ただし、これらの症状があれば必ずしも四十肩というわけではありませんので、正確に判断したい場合は整形外科といった医療機関を受診しましょう。

四十肩ってどんな病気?

四十肩とは、肩関節周りの炎症によって肩をスムーズに動かせなくなる症状のことで、医学用語では「肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)」とも呼ばれます。

1.五十肩との違い

「五十肩」という言葉を聞いたことがある方も多いかと思いますが、症状は四十肩と同じです。40代で症状が出れば「四十肩」、50代で症状が出れば「五十肩」と呼ばれます。

2.四十肩の経過

四十肩は、痛みの具合によって大きく「急性期」「慢性期」「回復期」に分けられ、痛みは徐々に改善する傾向にあります。

・急性期:強い炎症が起きる時期で、安静にしても痛むことが多い
・慢性期:痛みが落ち着くが、動かしにくさを感じる
・回復期:少しずつ腕を動かせるようになる

四十肩の治療法

治療法としては一般的に、運動療法をメインとしたリハビリが行われます。急性期で痛みが強い場合は痛み止めを使用したり、肩に抗炎症剤を注射したりする場合もあります。

四十肩を引き起こす原因

加齢や、日常生活での肩への負担などによって、肩関節周りの組織に炎症が起こると考えられています。その結果、肩の痛みや動かしにくさを感じるのです。

肩が痛くて仕方ない!四十肩の対処法

ここでは、自分でできる四十肩の対処法をご紹介します。ただ、肩の痛みがひどい、日常生活での支障が大きいといった場合には、無理せず医療機関を受診してくださいね。

1.寝るときは痛いほうの肩を上にする

肩の関節はからだの内側に向いていた方が楽なので、負担がかからないように痛い方の肩を上にして、横向きに寝るのもひとつの方法です。

仰向けで寝る場合は、痛い方の腕のひじの下に丸めた毛布やクッションを置くことで、肩を楽な位置に固定できます。

2.肩を冷やさない

冷えると血行不良になって、痛みやコリといった不調を感じやすくなります。入浴してからだを温めたり、寝るときは布団を肩までかけたりして冷やさないようにしましょう。

3.無理なくできるストレッチをする

ここでは、自宅で簡単に試せる振り子体操をご紹介します。

<振り子体操の方法>
1. 痛みがない方の手をテーブルなどにつき、少し前かがみの体勢になります。
2. 痛みがある方の腕をだらんとたらし、振り子のように左右に10〜20回程度小さくゆらします。
3. これを1日3セットやってみましょう。

四十肩の症状によっては、無理な運動によって症状を悪化させることがあるので、医師の指示に合った方法を選びましょう。

四十肩の痛みには漢方薬もおすすめ

四十肩の痛みや動かしにくさがなかなか治らないという方は、漢方薬を使ってみませんか?

四十肩の原因には、加齢に加えて、血行不良や水分代謝の乱れ、日常生活での肩への負担などが考えられます。

四十肩に対しては、
・血流をよくして肩の筋肉を温める
・鎮痛や抗炎症作用で関節や筋肉の痛みをとる
・水分の循環をよくして老廃物や疲労物質を排出する
・肩の筋肉に栄養や酸素を届けて疲労を軽減する
といった漢方薬で根本からの改善を目指します。

漢方薬は、四十肩の根本改善を目的としているので、繰り返す痛みに悩む方におすすめです。

<四十肩におすすめの漢方薬>

・二朮湯(にじゅつとう)
上半身にたまった湿(痛みの原因)を乾かすことで、肩の痛みを和らげます。

・桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)
体表面を温めるとともに、湿(痛みの原因)を除くことで、背中、首、肩、頭の痛みを和らげます。

漢方薬は、今のからだの状態や体質に合っているものを選ぶ、ということが大切です。うまく合っていないと効果を得られず、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に合うのかを見極めるために、漢方に精通した薬剤師の力を借りてみましょう。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみませんか。

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四十肩の痛みに悩まない毎日を

「上にあるものを取りにくい」「着替えの際に腕を後ろに回せない」といった症状を日常的に感じている方は、四十肩になっている可能性があります。

四十肩を改善するためには、肩周りを冷やさないことや、無理なくできるストレッチや運動を習慣化することのほかにも、体質改善を目指せる漢方薬を取り入れる方法があります。強い痛みといった症状で日常生活に支障が出ている方は、無理せず医療機関を受診してくださいね。

<この記事を書いた人>

あんしん漢方薬剤師
稲嶺 千春(いなみね ちはる)
製薬企業や調剤薬局に勤務する中で、根本治療の大切さを広めたいと考え、精度の高い漢方をお手頃価格で提供する「あんしん漢方」で情報発信を行う
▶あんしん漢方(オンラインAI漢方)

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