冬の代表的な根菜といえば「大根」。物価高でも価格が安定していて、丸ごと1本購入するかたも多いのでは?
そんな大根は皮をむいてお料理しますが、皮は捨てたらもったいないです!実は色んな活用法があるんです!さっそくチェックしていきましょう。
大根に含まれている栄養素はビタミンCが有名ですが、ビタミンCが最も多く存在するのは、実は皮付近なんです。
大根料理を作った時に皮をむいたら、そのまま細切りにしてお味噌汁にしましょう。ねぎとにんじんも投入すれば、冬に嬉しい具沢山のホカホカお味噌汁が完成です。
もし繊維質が気になるようなら、繊維の向きにあわせて細めに切るとよいですよ!
煮物用に厚めに大根の皮をむくと結構なボリュームになりますよね。大根の1~2割くらいは捨ててしまうような感覚です。それを棒状にカットし、カンタン浅漬けはいかがでしょうか?
大根の皮を棒状にカット。
保存容器に入れ、ポン酢を注ぎます。
注ぐ必要はなく半分くらいで大丈夫です。冷蔵庫で半日以上保存し、味をなじませたら、完成です。
ポリポリした歯ごたえで、白米やお茶漬けなどに合い、お酒のおつまみにもぴったり。皮部分は栄養も豊富なので、子どもにも食べて欲しいですね。
また、ポン酢は意外と余りがちな調味料でもあるので、ここでたっぷり使えれば一石二鳥です。
皮を細く刻んで、ごま油で炒め、調味料を混ぜ合わせれば、簡単にきんぴらが完成します。ほんのり大根の苦みも感じられて味わい深いのが魅力。
・大根の皮:300ℊ
・砂糖:小さじ1
・醤油:小さじ2
・みりん:小さじ2
・ごま油:適量
大根を細切りにして、
フライパンにごま油を熱して炒め、調味料で味付けすれば完成!
にんじんやベーコンを投入してもいいですが、大根だけで作っても十分美味しいですよ♪
切り落とした大根のヘタの部分や料理に使えなかった皮は、掃除に使えます。
大根の皮には、タンパク質やでんぷんを分解する「ジアスターゼ」という酵素が含まれています。ジアスターゼはでんぷんを加水分解するので、キッチンのシンクや蛇口磨きなどにとても効果的です。
ヘタや皮をとっておいて、片づけの時に、スポンジ代わりにして磨いてみてください。ピカピカのシンクによみがえります。
こんなに汚れた蛇口が・・・
ヘタや皮でさっと磨くだけで、ピカピカに!
大根パワー、すごいです!!
今、あらゆるモノの物価が高騰していますが、今のところ大根はこれまでと変わらない価格で購入できる食材。本来捨てていた皮で、副菜が一品できれば、食卓の満足度が上がるし、もちろん節約にもつながります!
掃除にも使って、ぜひ1本丸ごと無駄なく使い切ってくださいね♪
文・撮影/YOKO