家事が思うようにできなくてイライラしたり、素敵な暮らしの人を見てモヤモヤしたり、自分はダメだと落ち込んだり。
やることリストには「〇〇しなくちゃ」がいくつもあるのに、「今日もまたできなかった…」と自分を責めてしまう負のループに囚われていませんか?
そんなネガティブな要因を「家事の呪縛」と呼び、呪縛をといてラクになるための考え方や目からウロコの家事ワザを伝授する本『家事の呪縛をとくノート』(主婦の友社)が発売。
この本から、囚われがちな「家事の呪縛」と、呪縛をとくための「家事ラクアイデア」をご紹介します。
SNSなどで整理整頓が行き届いた素敵な暮らしぶりを見ると、わが家の残念な状況をつきつけられているようで、気持ちが沈んでしまう。そんな人も少なくないはず。でも、一見きれいだからといって、それが使いやすい状態とは限りません。
呪縛をとく!家事ラクアイデア①
吊るせないか?と考えてみる
傘立ては場所をとるし水がたまったりしてそれ自体の掃除も面倒。玄関にバーを取りつけ、吊るすだけにすればずっとラクに。
呪縛をとく!家事ラクアイデア②
「この中にある!」とわかればOKとする
細かく仕切らなくても、ジャンルごとに入れておけば十分に探しやすく、元に戻すのもポンポン放り込めばよくて断然ラク。
掃除って、なぜか精神論で語られます。掃除をすると心まで清らかになるようにいわれ、掃除ができない=ダメ人間のような自己否定にまで陥りがち。でも、そんなワケがありません。掃除に対しては、気づいたときにする「その場しのぎ」を前向きに極めましょう!
呪縛をとく!家事ラクアイデア③
トイレ掃除はシート1枚分だけキレイにする
トイレ掃除といえば、便器の中をブラシでこすり、便座の表と裏、床を拭き、手洗いシンクを洗うなど、やること満載で、ついあとまわしにしがち。そこで、ちょっと考え方を変えて、1回の掃除はトイレシート1枚分だけと決めてみるのはどうでしょうか? 今日は床、明日は便座などと決めて実行していけば、きれいな状態がそれなりに保てます。
洗濯の何が手間かといえば、干すこと、畳むこと。干すことは乾燥機を使うことでしか省きにくいけれど、畳むことは大いに簡略化の余地がありそう。「使うときに困らなければいい」を基準にすれば、呪縛をとくハードルはぐんと下がります。
呪縛をとく!家事ラクアイデア④
バスタオルは収納せず引っ掛けておく
洗って干したタオル、夜にまた使うのに畳んでしまう必要がある? 写真の例は、洗って乾かしたタオルを浴室のドア上に取り付けたつっぱりポールに掛けただけ。これなら入浴後に手に取りやすく一石二鳥です。
呪縛をとく!家事ラクアイデア⑤
靴下は全部同じ物にすれば揃えて畳まなくていい
靴下は1足分をセットにして畳むのが常識になっていますが、持っているのが全部同じ靴下だったらこの作業は不要です。引き出しにそのまま放り込んであっても、迷わず履けますよ。
いかがでしたか? 毎日忙しく過ごしていると「家のことを自分だけがちゃんとできていない」ように思えて苦しくなってしまいますが、それこそが「家事の呪縛」。
『家事の呪縛をとくノート』(監修:心地よい暮らし研究会、編集:石川理恵)には、すぐにマネできる家事ラクアイデアのほか、自分自身と向き合って、好きな家事・嫌いな家事を確認する「家事の見える化ワーク」や時間の使い方を確認する「持ち時間の見える化ワーク」など書き込み式のページも充実。
また、家事の呪縛から解放されて、毎日をラクに暮らしている5人の実例紹介もあり、「家事の呪縛」から抜け出すためのヒントが満載です!
『家事の呪縛をとくノート』(主婦の友社)
文/暮らしニスタ編集部