こんにちは。家事コツ研究員のAです。
みなさんは、ご家庭でお茶・だし用のパックを使っていますか?
お茶っ葉を入れて沸かしたり、他にもかつお節などを入れてだしをとるのに使う方法が一般的だと思います。
100均などでも購入できて、1個に100枚ほど入っているので安くて嬉しいお茶パック。ただ、多く手に入るからこそ「そんなに減らない」「お茶を沸かす意外にも使えないかな?」と思う方もいるのでは?
そこで今回は、お茶パックのいろんな使い方を試してみました。意外な活用法をご紹介します!
いきなりキッチンから離れますが、お茶パックはお風呂でもお役立ち!
フルーツの皮を入れてお風呂に入れるだけで、香りを楽しめる“なんちゃって入浴剤”になりますよ。節約にもなるので、かなりオススメです。
我が家で実際にやっている方法をご紹介します。
今回は、オレンジ。オレンジの他にも、柑橘系のみかんやグレープフルーツなどは爽やかな香りが皮についているので、入浴剤にオススメです。
塩もみするなどしてよく洗って食べ終わった皮をある程度の小ささに切って、こんな感じにお茶パックに入れます。
それをお風呂に入れるだけ。
我が家では、血行を良くするためにバスソルトを入れているのですが、天然岩塩なので無香料です。
そこにプラスアルファでフルーツの皮を入れると、香りも楽しめる素敵なバスタイムに!
市販の色々な効果が期待できる入浴剤は、買い続けているとけっこうなお値段になったりしますが、この組み合わせならかなり安く済むので節約にもなります。
もちろん、バスソルト無しでフルーツの皮の香りを楽しむだけでも十分リフレッシュ出来ます。
お風呂に浮かべてみると、意外と見た目も悪くありません。
お茶パックに入れることで、皮がバラバラにならないので捨てる時にも便利です。
また、余談ですがバスソルトなどもお茶パックに入れると便利です。バスソルトは溶けるのに時間がかかるので、小さな粒が底に残っていてお尻が痛い思いをしたりしますが…笑
お茶パックに入れてひとまとめにしておくことで、そういった心配がなくなります!
フルーツの皮の匂いは本当にほんのり香るくらいなので、入浴剤の強い匂いが苦手という方にもオススメですよ。
続いて、靴箱で便利な活用法です。
お掃除用に重曹を常備されているご家庭も多いのではないかと思います。この方法では、その重曹をお茶パックに入れます。
こんな感じで重曹をお茶パックに入れてみました。
元々、細かいお茶っ葉を入れるために作られているお茶パックは、こぼれるのを防止するために口を塞ぐための2重構造になっています。なので、重曹などのお粉をいれてもこぼれにくいのもポイント。
使い方はこんな感じで、重曹パックを靴の中に入れておくだけ!
重曹には消臭効果があるので、靴に付きやすい嫌な臭いを防止してくれる効果があります。
更に、お茶パックは不織布で出来ていて通気性があります。重曹には吸湿効果があるので、靴箱の湿気を吸ってカビの発生などを抑えてくれる効果も。
通気性がある不織布製のお茶パックだからこそ、重曹の効果が最大限に発揮できるんです!
私はベランダでラベンダーを育てているのですが、お茶パックの組み合わせで簡単にサシェを作ることができます!
ラベンダーは生命力が強いので、どんどん花を咲かせてくれます。
そのため、花びらが落ちてきた部分は切り取って剪定(せんてい)作業をしたりするのですが、捨ててしまうのはもったいないので、私はこの切り取った花を使っています。
切った花を半日ほど天日干しして乾燥させて、その花びらをお茶パックに詰めるだけ。
もちろん、ラベンダーなどのハーブがお家に無い方は、お花屋さんなどで買ってくるのもいいかと思います。
こんな感じに出来上がりました。
私は剪定した花を使っていますが、新鮮な花を使えばもう少し紫色が多くなって色鮮やかになると思います。
我が家では、サシェとちょっとしたインテリア雑貨を枕元やデスクに置いています。見た目も可愛いし、ほんのりラベンダーの香りがしてすごくリラックス出来ます!
切り取った花を有効活用できて、フレグランス製品を買うより節約になるのでオススメです!
これも、お茶パックの不織布が適度に通気性があるからこそできる活用法ですね。
リボンなどで口を結べば、更に見た目の可愛さもアップ。家の色々な場所に飾ってみたくなります!
最後にご紹介するのは、キッチンでのお役立ちアイテムとしての使い方です。
使うのはコーヒーの残りかすです。飲み終わった後のコーヒーのかすですが、実は捨てるのはもったいない!
消臭効果や汚れを吸着してくれる効果など、様々な効果があります。
このコーヒーの残りかすの良さを活かすのにも、お茶パックが役立ちます。
まずは、コーヒーの残りかすを広げて、軽く天日干ししておきます。時間が無い方は、電子レンジで数秒チンして水分を飛ばすだけでもOK。
乾燥させたコーヒーの残りかすを、こんな感じでお茶パックに詰めます。
あとは、このパックで掃除したいものを磨くだけ!
コーヒーの残りかすには油分が含まれており、汚れを吸着してくれる効果があります。金属でできたシンクや、鍋やフライパン汚れを落とすのに最適です!
試しに、シンクをコーヒーの残りかすで磨いた後のビフォーアフターを比較。
軽くクルクルとするだけで、見違えるようにキレイになってくれました!
更に、コーヒーの残りかすには消臭効果もあるので、これで磨くと嫌な臭いが付きにくくしてくれる効果も。
特にカレーの匂いなどがついてしまった鍋なども、コーヒーの残りかすで磨くとにおいが軽減する効果が期待できます!
シンクを磨き終えたコーヒーの残りかすですが、我が家ではまだまだ使います!
コーヒーの残りかすには消臭効果があるので、このパックをそのまま排水口のゴミ受けの中に入れておきます。お茶パックは目の細かい不織布なので、コーヒーかすが漏れる心配もありません。
排水口から漂ってきやすい生ゴミの嫌な臭いなどを防止してくれますよ!
コーヒーの残りかすもあまり長期間放置しておくとカビが発生してしまったりするので、数日で交換する必要がありますが、捨てるはずだった残りかすでシンクをキレイにできてさらに排水口の消臭剤にも使えて、かなりお得感があります!
今回は、お茶パックの活用法をご紹介しました。キッチンでの使い方だけでなく、入浴剤や消臭剤としてなど、暮らしのさまざまな場面で大活躍してくれます!
また、フルーツの皮やコーヒーかすなど本来捨てるはずだったものが、お茶パックを使うと再利用できるので、節約にもなります!
皆さんもぜひ試してみてください!
撮影・文/あるぱか