最近、SNSで話題の「フォンドヴォー醤油」って知ってる?
人気お笑い芸人のテレビ番組で紹介されたことでブームに火が付き、#フォンドヴォー醤油で検索すると、たくさんの情報がヒットする話題の調味料です。
いったい、どんな味わいなの?その魅力を探ってみました。
「フォンドヴォー醤油」の“フォン・ド・ヴォー”とはフランス料理の基本となる西洋だしの一種。炒めた肉や野菜を煮てじっくりとだしを取ったもので、素材のうま味がぎゅーっと凝縮されています。その西洋だしに、鰹節の香りとうま味がつまったかつおだし醤油をバランスよくブレンドしたのが「フォンドヴォー醤油」。まさに西洋と和のうま味のおいしいとこ取りですね。
なめてみると、醤油の味と香りに続いて、お肉と玉ねぎの旨味とコクが口の中に広がります。おそらく、日本人なら間違いなく大好きな醤油ベースの洋食の味!
“だし”が和食の味を決めるといわれるように、“フォン・ド・ヴォー”もやはり西洋料理の味を左右する大切な材料です。
当然、この「フォンドヴォー醤油」に入っている “フォン・ド・ヴォー”は手間ひまをかけて特別な製法で作られているのだとか。
厳選した素材(子牛骨、成牛すじ、人参、玉ねぎなど)を使い、短時間で焼いて素材のうま味を封じ込め、圧力をかけずに液面が微沸騰する火加減でなんと10時間も煮込みます。煮ている間は、人の手によってアクと脂を丁寧に取り除く作業も続けます。
そして、静かにこして一晩寝かせれば、濁りがなくキレのある“フォン・ド・ヴォー”のできあがり。もちろん、化学調味料、合成着色料、エキス類は使用せず、自然の素材からのみ作られています。
この“フォン・ド・ヴォー”は、シェフが厨房で作る方法とほぼ同じ製法で3日間かけて丁寧に作るものなので、実は一度の仕込みで100kgほどしか作れない貴重なものなのだそう。
その“フォン・ド・ヴォー”に“かつおだし醤油”をブレンドして「フォンドヴォー醤油」が完成です。
旨味がぎゅっと詰まった「フォンドヴォー醤油」!さっと作れて簡単なのに、まるで洋食屋さんで食べているかのような味に仕上がる、ごちそうレシピを紹介します。
さっと焼いた薄切りの牛肉にフォンドヴォー醤油を少し。口中に新たな肉のうま味が広がります。
【材料(2人分)】
牛肉の薄切り300g
フォンドヴォー醤油・・・・適宜
<付け合せ>
ブロッコリーやニンジングラッセ、フライドポテトなどをお好みで
【作り方】
1 付け合せはお好みで用意しておく。
2 熱したフライパンに牛肉を1枚ずつ入れ、さっと両面を焼きます。
3 皿に付け合せを盛りつけ、ソテーした肉を盛る。
フォンドヴォー醤油をかけて、またはつけていただきます。
きのこの香りを引き出すためにじっくりと弱火で炒め太めのスパゲッティと合わせました。
バター&フォンドヴォー醤油で秋の香りにコク深いうま味の余韻をまとわせた一皿。
【材料(2人分)】
スパゲッティー(1.6mm)160g
塩 大さじ1
水 2リットル
舞茸 60g
しめじ 50g
エリンギ 50g
オリーブオイル 小さじ2
塩 少々
コショウ 少々
バター 60g
フォンドヴォー醤油 60g(大さじ3と1/2)
パルメザンチーズ 適宜
イタリアンパセリ 適宜
【作り方】
1.たっぷりの湯に塩を加え、スパゲティを入れ袋に記載された時間通りにゆでる。きのこは濡れたペーパータオルで汚れを拭取り、広げて乾かしておく。
2.フライパンにオリーブオイルを熱し、3種のきのこを入れ、塩・コショウをしてしんなりするまでソテーし、いったん取り出す。
3.フライパンにバターを入れて強火にかけ、溶けたらフライパンを回しながら焦がして色づかせる。薄茶色になったら火から降ろし、油はねに注意しながら大さじ2(分量外)の水を加えて焦がしを止める。
4. 3のソースにゆでたスパゲッティときのこを加えて素早くまぜ、フォンドヴォー醤油を鍋肌からまわしかけて火から降ろす。ひと混ぜし、パルメザンチーズを加えてさらに混ぜる。
5.皿に4を盛り、彩りに刻んだイタリアンパセリを散らして完成。
香味野菜をみじん切りにして炒め、ソテーしたチキンにかけました。仕上げにフォンドヴォー醤油をたっぷりかけて。香りとうま味がジュワっと広がるひと皿です。
【材料(2人分)】
鶏モモ肉2枚
塩少々
黒胡椒(あらびきがおすすめ)少々
小麦粉少々
ニンニク 1片
白ワイン 大さじ2
サラダ油 大さじ1
<野菜ソース>
玉ねぎ Lサイズ1/2玉(125g)
セロリ 1/3本
ニンニク 1片
イタリアンパセリ 少々
赤とうがらし 1本
黒胡椒(あらびきがおすすめ)少々
オリーブオイル 大さじ1
ブイヨン 適量
フォンドヴォー醤油 適量
<付け合せ>
ミニトマトやベビーリーフなど
【作り方】
1. 野菜ソースに使う野菜はみじん切りにする。フライパンにオリーブオイルを熱し、玉ねぎ、ニンニクを加え炒め、透明になったら、セロリ、赤とうがらし、イタリアンパセリの順に加えて炒め合せる。
2.ブイヨンと胡椒を加え、味を見て塩を少し足す。
3.鶏モモ肉は、分厚い部分を包丁で開き、厚さを均一にして皮目に切れ込みを入れる。フォークで全体をまんべんなく刺して、塩・胡椒を振り表面をさすって味をなじませる。小麦粉をはたき、全体に薄くまぶす。
4.フライパンにサラダ油を熱し、スライスしたニンニクを加えて香りが立ってきたら取り出す。鶏肉を皮目を下にして入れ、しっかりと焦げ目がつくまで焼く。裏返して裏面も焼き、白ワインをふる。アルコールを飛ばしたら弱火にして蓋をして6分ほど蒸し焼きにし、火を通す。
5.皿にお好みの付け合せを盛り付け、チキンソテーをカットして盛り付ける。野菜ソースをかける。食べる直前にフォンドヴォー醤油をたっぷりかけて完成。
洋食レストランの味もいいけれど、おいしい醤油があると聞けば食べたくなるのが、日本人が大好きなTKG!!
早速試してみました。
炊きたてのご飯に生卵を落とし、上から「フォンドヴォー醤油」をたらたらたら…とかけて混ぜると、ふわりと優しくて丸みのある醤油の香りが鼻をかすめ、食欲が一気にわきます。
そして、口の中にかっこんで…、「おいしいーーーっ!!」いつもの卵かけご飯の味が数ランクもアップ!
卵の甘みと旨味を、「フォンドヴォー醤油」が上品に優しくまとめてくれていました。
あまりに「おいしい、おいしい!」とうなっていたので、そばにいた子ども2人も食べたがり、3人並んで夢中になってTKGを食べてしまいました。
これはもう我が家の定番!です。
ちなみにこの「フォンドヴォー醤油」は、塩分は8%ながら“フォンドヴォー”の旨味がつまっているので低塩分でも十分にしっかりとした味わいをだしてくれます。
ちょっと炒めた野菜にたらすだけでも、まるで洋食屋さんの一品のような味わいに変えてくれる「フォンドヴォー醤油」。
ぜひ皆さんも使って、いつもの料理をグレードアップさせてくださいね。
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協力/大東食研株式会社
取材・文/暮らしニスタ編集部