こんにちは!
暮らしニスタ「家事コツ研究室」研究員Oです。
突然ですが、みなさんはポーチドエッグをどうやって作っていますか?
調理の基本とはいえ、うまく白身がまとまらなかったり、失敗した経験を持つ人も少なくないのでは?
世の中にはいろいろな作り方がありますが、今回は3つの方法を試してみて、どれが一番上手に作れるかを比べてみました。
まずはオーソドックスな作り方で作ってみました。
1.お湯を沸かす
鍋に7割くらいの水と大さじ1杯の酢を入れ、沸騰させます。
酢を入れるのは、卵を凝固しやすくするために入れます。
2.水流を作る
沸騰したら、菜箸などを使って一方向にかきまぜ、水流を作ります。
お湯がかからないように静かにかきまぜましょう。
3.卵を流し入れる
2で水流ができたら、その真ん中にそっと卵を流し入れ、中火にしてひと煮立ちしたら火を止めます。
水流の真ん中に入れることで、卵白部分が黄身の周りにまとまりやすくなりますよ!
4.ふたをして蒸らす
その後ふたをして3分ほど蒸らし、時間が経ったら穴あきお玉などで卵をすくいあげれば完成です。
出来上がりはこんな感じで、見た目的にはしっかり白身部分がまとわりついていますね!
黄身部分は後ほど・・・。
次は、レンジで作る方法です。行程的にはこの方法が一番簡単だと思います。
1.マグカップに卵を割り入れる
耐熱性があるマグカップに卵を割り入れます。
あとでレンチンするので、卵が爆発しないようにつまようじで黄身部分に数か所穴を開けておくことをお忘れなく。
2.水を入れる
1のマグカップに100mlの水を流し入れます。
卵を覆うようにそっと入れるのがポイントですよ。
3.レンチンする
2のマグカップを電子レンジに入れ、500Wで1分30秒ほど加熱し、穴あきお玉などで取り出せば完成です。
ちなみに、時間が経ってもまだ卵白が固まっていなさそうなら、10秒ずつ追加で加熱しましょう。
レンチンで作ったポーチドエッグはこちら。
①よりも、さらにしっかり白身がまとまりましたね。ちょっと加熱しすぎたかもしれません・・・。
最後に①と近いんですが、巷で噂のコーヒーフィルターを使った方法をご紹介します。
1.沸騰したお湯にお酢を入れる
最初に、鍋に半分くらいまでの水と大さじ1杯の酢を入れ、お湯を沸かします。ここは①とほぼ同じですね。
2.コップにコーヒーフィルターをセット
次に、コップにコーヒーフィルターをセットします。
ここでいよいよ、この③のポイントとなるコーヒーフィルターの登場です。
普段はコーヒーを入れるものですがまさか…!?
3.コーヒーフィルターに卵を割り入れる
2でセットしたコーヒーフィルターの中に、卵をそっと割り入れます。
コーヒーフィルターに卵が入っている風景を初めて見ました(笑)
4.鍋にコーヒーフィルターをそっと入れ、ゆでる
1のお湯が沸いたら、3の卵入りコーヒーフィルターをそっと中に入れます。
しばらくするとコーヒーフィルターの周りが白く泡立ってくるので、こうなったら2分ほどゆでます。
時間になったらコーヒーフィルターごと取り出し、お皿に中の卵を移せば完成です。
コーヒーフィルターを使って作ったポーチドエッグはこちらです。
思った以上にちゃんと白身が黄身を覆っていますね!
①②③それぞれの方法で作ったポーチドエッグが完成しました。
せっかくなので、「見た目」「黄身のトロトロ具合」で出来上がりを比較してみましょう!
左から、①沸騰&水流②レンジ③沸騰&コーヒーフィルターの順に並べてみました。
見た目でいうと、①③②の順番にきれいにできた感じがします。
続いて、黄身のトロトロ具合でいうと、①③はほぼ同じくらいのトロトロ度で、いかにもポーチドエッグという感じですが、②のレンジで作ったものはトロトロというよりも、しっかり中まで熱が入ってしまい、ゆで卵に近い黄身の状態になってしまいました。
というのも、レンジで作る際に、卵白部分がなかなか固まらなかったので、10秒ずつ追加加熱していたところ、卵白はイイ感じになったのですが、黄身には火がしっかり入ってしまっていたようです。
黄身、卵白の加熱バランスがなかなか難しいですね。
今回3つの方法でポーチドエッグを作ってみましたが、正直なところ、簡単さで言うとレンジで作るのが1番でした。
ただ、満足できる完成度としてはなかなか遠かったので、何度かチャレンジが必要ですね。
一方でレンジに比べれば多少手間はかかりますが、鍋を使って作る方法は出来上がりが完璧で、特にコーヒーフィルターを使ったものは、お湯にポンと入れれば自然ときれいなポーチドエッグが完成するので、個人的にはこの方法がリピート候補です。
ぜひ皆さんもいろいろな作り方を試して、自分に合った方法を探し出してみてください♪
取材・文/JUNKO