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性差別を感じている 女子高生のジェンダー意識調査

  • 2020年7月13日
  • ケータイ家庭の医学SP

ガールスカウト日本連盟の調査報告

世界経済フォーラムが毎年発表する各国の男女格差指数(ジェンダーギャップ)。2019年、日本は世界153カ国中121位となり、過去最低順位に後退しました。ジェンダーの平等については世界でもかなり遅れた国といわざるを得ない現状のなかで、日本の女子高生はどのような意識をもっているのでしょうか。ガールスカウト日本連盟の調査結果を見てみましょう。

◆ジェンダーバイアスに関する意識について、ガールスカウト日本連盟が全国の女子高生約500人を対象にアンケート調査を行いました。まず日常生活における性差別や性暴力について、62%の女子高生がふだんの生活のなかで、性的な嫌がらせや性差別が行われている場面を見たり経験したりしています。性差別を見聞きする場として、メディア、インターネット、公共の場などがあげられました。

◆具体例として、①テレビで女性を映すときに脚もとから顔へゆっくりと映す②SNSのアカウントが女性だとわかるとフォロワーが増え、知らない人からメッセージが届くなど身の危険を感じる③電車での痴漢、盗撮④学校で「女の子なのだから」という注意を受ける、などです。

◆少女や女性に対する扱いについて、メディアでは男女が平等に扱われていないと感じている女子高生が53%。なかでも約8割がブスやデブなどの発言に嫌な気持ちになると答えています。またテレビ番組の司会者は男性がほとんどで、女性は補助的役割が多いと感じ、女性が成功するためには男性以上に努力が必要と感じている人が半数を超えています。

▽▼▽ 次ページでは ◆公平でない扱いに関係していると思う項目について など▽▼▽

(監修:よしの女性診療所所長 吉野一枝)◆公平でない扱いに関係していると思う項目に、性差別的なからかい、女性政治家が少ない、レイプや性暴力の責任が飲酒や服装を理由に女性にあるといわれる、ビジネス界に女性リーダーが少ない、などがあげられています。

◆学校生活においては、理想と現実に大きな開きがあり、男女関係なく役割を担うべきだと考えている生徒が9割以上いるなか、実際には生徒会長や理科実験は男子中心、調理実習は女子中心だとの答えが多くありました。校長についても、男女ともに担うことが理想と約9割の生徒が考えていますが、実際には校長の約8割が男性です。

◆女子高生の経験や視点は、その後の進学・就職など、まもなく出て行く社会の姿を映しています。進路については高学歴を期待されつつも、女性の担う役割が限定されていたり、性的対象に見られる、家事負担が重いなど、未来を担う世代もジェンダー格差を感じているようです。

◆ちなみに、冒頭にあげた男女格差指数において、日本は政治分野144位、経済分野115位、教育分野91位、健康分野40位という結果で、とりわけ女性閣僚や議員、管理職など女性リーダーの少なさ、賃金格差の広がりなどで、近年ますます順位が後退しています。参考までに、トップは11年連続でアイスランド、2位ノルウェー、3位フィンランド。アメリカは53位、中国106位、韓国108位で、121位の日本のジェンダー格差はアジアのなかでも深刻です。

(監修:よしの女性診療所所長 吉野一枝)

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